おでんをつまみに昼から飲める立飲み居酒屋
サクラが咲く頃になると必ずこの店を思い出す。この店の近くには”飛鳥山公園”という都内でも有名なお花見スポットがあり、その時期になると多くのお花見客で賑わう。サクラを見ながらおでんと日本酒の組みあわせをいつかはやってみたいと思っているがまだ叶ってはいない。
店の雰囲気
この店は古くからあって40年位は経っているらしく、店にはドアは無い。店先に大きなおでん鍋がありそこでおでんが煮込まれている。店内はカウンターのみとなっており、15名くらいは入れると思う。この日は中が一杯だったので、外のおでん鍋前の場所を確保して飲むことにた。ファーストオーダーはレモンサワー
サワー類は全て300円均一で生ビールで400円、お酒は一合380円とリーズナブル。サワー類は以前ハイサワーの色々な味を取り揃えていたのだけど、今は変わってしまったらしい。そしておでんをいくつかオーダー。
結構塩味濃いめのおでんで好きなタイプ。最近のおでんと言えばコンビニおでんと高級おでんに二別される。仕事の付き合いで”高級おでん”を食べに行ったことがあるが、大根500円、 はんぺん300円などすごい価格設定だった。もちろんいい素材を使って手間暇かけて調理しているのだから全てを否定するわけではないけど、おでんはやっぱり庶民の食べ物だし寿司屋と違って財布を気にしながら食べるものでは無いと思っている。
コンビニのおでんも確かに美味しいが機械的に作られた感じがするし風情が感じられない。やっぱり自分は”味”と”風情”の両方を兼ね備えている、こういうおでん屋が好きだ。
そういえば小さい頃から必ずおでんの玉子でやってしまう事がある。子供の頃にいつも母親に汚い!と怒られていたが、大人になっても未だにやっているおでんの〆。
- まずは白身だけを食べて、黄身だけにする。
- それをおでんの汁に溶かす
- それを飲む
高級店では恥ずかしくてこんな事はできないがこの店なら許される。むしろ周りを見渡せば多くの人が同じ事をやっているこんな店が好きだ。追加で玉子とちくわぶをオーダー。
今は名古屋に引っ越してしまってこういう普通のおでんを名古屋では”関東煮”という。名古屋でおでんと言ったら味噌で煮ているのがスタンダード。そして”はんぺん”というと白い三角形のものではなくて、さつま揚げのようなものを指す。地域が変わればおでんの内容も相当変わるものである。そして自分が大好きなおでん種の一つ”ちくわぶ”は名古屋のおでんに入っていることはまずない。スーパーでも売っていないのでほぼ食べることはできない。それには少し驚かされた。
王子で昼飲みできる居酒屋はそんなに多くはないが、たまにここのおでんが食べたくなる。少し歩けば老舗の「山田屋」もあるのでその店とセットで行くことをぜひおすすめします。
この店のまとめ
- 近くにお花見スポットがある
- 15時開店の立飲みおでん
基本情報
- 店名 : 平澤かまぼこ 王子駅前店
- 住所 : 東京都北区岸町1-1-10 NUビル1F
- 営業時間 : 15:00-22:00(月-金) / 11:00-20:30(土日祝)
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円以下
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