下町のシン・シークレット立ち飲み
文章を書かないと人間の脳は退化していくと思う。最近は特にショート動画を見ることに時間を費やし、仕事の考え事はChat GTPに頼るという、全くもって他力本願的な生活を送っている。周囲のメンバー達も同じようで、「Chat GTPに聞いたらこうです」と、まるでそれが正しいかのように伝えてきたりする。自分はネットで調べたりするものの、最終的には情報の取捨選択が大事だと思っていて、それまでAIに任せてしまったらAIに動かされてしまう人間になってしまうと思っている。と、いうことで久しぶりに文章を書くことに。
そしてお店選びもある程度はネットで調べるが、口コミは参考程度だし、雰囲気や印象はそれぞれの感覚にもよるものなので自分の五感を大事にしている。今回はそんな自分の五感を頼りに行ってみた「シンたちろまん」という立ち飲み。
店の雰囲気
シン?ん?元々は「たちろまん」?シンってシンゴジラみたいな意味合い?ネーミングからして気になる店は新小岩駅から始まる商店街をすっと歩いていき、そこからまだ数分歩いた先にある。店の外観は一軒家で外から中を伺い知ることはできない。店の前に日替わりメニューが書いてあるので、かろうじて飲食店だということは分かるが、初めての人にはかなり敷居が高いと思う。
扉を開けると厨房を囲むように立ち飲みカウンターがあり12名ほど、4名用と思われるテーブル立ち飲みスペースもいくつかあった。先客は3名ほど。時間も早かったせいかお客さんはまばらだった。ファーストオーダーはホッピーセット。

自分の好みの濃さで飲める「ホッピーセット」の中身の焼酎は小瓶で提供される 600円
ホッピー用の焼酎はキンミヤ。小瓶に入っていて内容量は180mlとのこと普通の店の2杯分はあるのでお得。また同時にアイスペールも提供されるので、好きな焼酎の量に氷とホッピーと自分好みのホッピーを作ることができる。そして最初のおつまみはもつ塩煮込みをオーダー。

トロっとろに煮込まれ口に入れた瞬間に溶ける「もつ塩煮込み」200円
結構なサイズの器で提供され、口に入れた瞬間に溶けるまで煮込まれている。これで200円なんて価格設定が完全にバグっている。他のメニューも高くても500円位で殆どは2-300円。またメニューは毎日の様に変わり客を飽きさせない。店主は多分、スーパーボランティア精神の高い人か、数学が超苦手な人だと感じる。
通常のつまみの他にも常時パンやケーキを焼いており、つまみに食べたり、テイクアウトする人もいる。続いてパンを食べてみようとオーダー。

元パン職人の自分からしても美味しいねとしか言いようにない「海老とオリーブのフォカッチャ」300円
沢山の日替わりメニューの仕込みをしながらパンも仕込んで作るなんてかなりの重労働だと思う。それなのに毎日パンも切らさず提供していて、月並みな表現だが凄いな―と思う。フォカッチャはいくつか種類があったが、オリーブが好きなのでこれにしてみた。そういえば先日Instagram//リンク//でどんなパンがいいかアイデアをくださいとあったので、オリーブのパンと回答しておいた。どんなオリーブのパンが提供されるのか楽しみにしている。
因みに自分がつくるオリーブのパンはこのGOYAのグリーンオリーブを練り込んで作っている。つづいててんぷらを注文。

香ばしい油でサクッと揚げられた「ふきのとうの天ぷら」300円
フォカッチャの後にてんぷら。まるで実家に飲みに来ているようで、和洋折衷なんでもつまみとしてある。ふきのとうはサクッと揚げられており塩をつけていただく。山菜の天ぷらを食べると春が来たなと感じる。次は巻物を。

おぉーー!ガリの辛みが鼻を襲撃してくる「しめさばきゅうりガリ巻」300円
気付いていると思うが、殆どのメニューは300円。そしてこのガリ巻も300円で提供される。しめさばにきゅうりも入っており、一口ではとても食べられない大きさなので、分解してそれぞれをワサビ醤油で食べた。

〆に最適!最後に野菜を摂取すれば全部チャラ「青菜炒め」200円
飲みに行っている最中から今日は飲み過ぎ食べ過ぎだなと感じることはあるし、ましてや自分のように毎日飲み歩いていると酒を飲みながらも健康に気を使う。たまにトマトハイやウコンサワーなどを飲むのはそのためだ。青菜は緑黄色野菜というだけで身体に良いと思っている。深い見識はないが緑色の食べ物は絶対に身体にいいはず。この青菜炒めはニンニクが効いていて旨い。どんどん箸が進んでしまうが大丈夫か・・俺。
久しぶりにいい店を見つけてしまい、現在では定期的に通っている。メニューは日替わりメニューの方が多いので通っていても全く飽きない。駅から少し遠いのが難点ではあるが、新小岩のアーケードを通っていけば、気も紛れるし、通り道には激安立ち飲みで有名な「わか」もあるので是非行ってみてください。
この店のまとめ
- 秘密基地のような雰囲気
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 毎日変わる豊富なメニュー
- 駅から少し離れた立地
基本情報
- 店名 : シンたちろまん
- 住所 : 東京都江戸川区松島3丁目16−8 ウエスト1
- 営業時間 : 17:00-24:00(月-土)
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 2,000円
ギャラリー
- アンチョビポテト
- レバーペースト
- 日替わりメニュー
- 内観
- イワシバーグ
- エビチリ
- 唐揚げ
- 日替わりメニュー
- もつ塩煮込み