アジトみたいだから教えたくないやきとり居酒屋
浜松駅周辺の繁華街。金曜日の夜ともなると大勢の人がこの街に押し寄せてくる。最近浜松くることが多くなってきて、街の感じが少しずつ分かるようになってきた。この辺りにはパブやスナック、この辺りには高級店があるとか・・・。その甲斐もあって雰囲気の良い大衆酒場が見つかるようになってきた。
店の雰囲気
開店1時間後くらい。店の前まで来てみたが電気は消え、暖簾も出ていない。ガラス戸からかすかに店内の灯りが漏れていて人の気配は感じる。一度は店の前を通り過ぎて「おかしいな?」と思いつつ再度調べてみると、”店頭の電飾や暖簾が出ていなくても営業している。” というコメントがあったので引き戸を開ける。店主が威勢よく「いらっしゃい」と声をかけてくれ入店。店内は先客が6名ほど、カウンターのみのお店のようで12名くらいは入れる感じ。ファーストオーダーはホッピー。
ここのホッピーは、中・外別々ではなくて、最初から作られてくるタイプ。自分好みの濃さに調節できないが、濃いめで好きなタイプ。390円という価格設定も良い。この店は店主ひとりで切り盛りしており、お手すきの合間を見ながら注文のタイミングをうかがう。
油揚げと大根ニンジンの煮物。よく味が沁みていてうまうま。ちょっと値段が分からなくなってしまったけど、もしかしたら無料かも知れない。そして、このタイミングでやきとり盛合せを注文しました。各務原「つたや」の記事でも書いたけど、初めて行く店では盛合せが無難だし、色々と食べられるのでひとり飲みには重宝します。
しばらくして、大きな皿の上にキャベツが山盛り。それにやきとりのたれがかけられて渡された。カウンターの目の前には小皿が置かれ、焼きあがったものから置かれていったが、微妙な時間差だったので、撮影にまごついている間に6本全てが焼き上がりました。このきゃべつにたれという組み合わせは、浜松の「陣太鼓」でも同じスタイルだった。
盛合せの内容は “ねぎま・手羽先・つくね・砂肝・はつ・小肉” というラインナップ。どれもおおぶりな肉で6本も食べたらそれだけでお腹が一杯になる。そこに山盛りキャベツもあるので、ひとり飲みはこれが精一杯。それでもホッピーは2回追加オーダーして3杯も飲んでしまった。
”店頭の電飾や暖簾が出ていなくても営業している。” この情報を知らない人は間違いなくとおり過ぎてしまう店。しかもこのランプ横丁とはすごく細い路地裏なのでもとも人通りは少ない。常連だけが知っているアジトのような居酒屋。店内にかかっている暖簾(笑) を見ながら、かなり古くから営業していることが容易にわかる。やきとりも普通の美味しかったし、何より混んでいないのでこういう店は好きだ。混んでしまうと嫌なのだけど、この記事を読んでくれた人にだけ、浜松にこんなアジトみたいなやきとり屋があることを伝えておきます。
この店のまとめ
- 電飾・暖簾が出ていなくとも営業している
- ホッピーは最初から作られているタイプ
- 店主の忙しさを見極めて注文すること
基本情報
- 店名 : やきとりジロー
- 住所 : 静岡県浜松市中区田町322−5
- 営業時間 : 17:00-20:00
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 2,000円以下
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