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名古屋岩塚「三丁目酒場」新鮮な魚をつまみに昼間から赤星が飲める居酒屋

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新鮮な魚をつまみに昼間から赤星が飲める居酒屋

飲み歩きを趣味としている自分にとってはとても辛い期間。時短営業ならまだしも酒類の提供が禁止となり、楽しみの半分をもっていかれた。追い打ちをかけるようにスーパー銭湯の営業も土日は自粛となり、空虚な週末を強いられている。
この店は少し前、住まいの近くに出来た。何度か店の前を通っていたが、看板がチェーン店ぽく軽い感じだったので敬遠していた。飲食店は店構えや周囲に置かれているもので分かることが多い。例えば暖簾が破れていると、あまり良くないが、ピンっとした暖簾が出入り口の場所だけ捲り上げられていると良い店が多い。その他にも、ショーケース、空き瓶や段ボールなど、”どのように置かれているのか” などで分かることもが多い。良い・悪いは人それぞれの感覚だが、それぞれの人が「この店また来たいな」と思うのが良い店の定義だと思ってる。そして、ここは月に数回は通わせてもらっている大好きな居酒屋になっている。

店の雰囲気

引き戸を開けると店内にはカウンター席とテーブル席がいくつかあって、全部で20名くらいは入れる。ファーストオーダーは瓶ビール

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酒飲みに大人気サッポロラガービール (中瓶) 550円

ところで酒飲みに人気の【サッポロラガービール】とは・・・

「赤星」の名で広く知られており、日本で古くからあるサッポロビールの一種。一回目はろ過機を使い、二回目は殺菌機を通して熱処理を施している。ラガービールとは、常温以下の環境を作り出して、その環境で発酵する酵母を使ったビール。いわゆる下面発酵で作られ、熱処理がされたビールがこのサッポロラガービールだ。

ビールは自分でショーケースに取りに行き、横に吊り下げられている栓抜きで開ける。自分の席まで戻ると既にコップが用意されていて、泡の割合など気にせず一気に注いで、とりあえず一杯ビールを流し込む。その瞬間「生きてる」を実感できる。この日は暑かったせいもあって、一杯、そして二杯とビールは進み、あっという間に一本のビールが空になった。
ほどなくして店員さんが本日のおすすめホワイトボードを持ってきてくれる。何が煮付けに向いているとか、これは焼いたほうが美味しいなどと丁寧に説明してくれる。値段はその日の時価で結構変動するが、高価なものはあまり無い。その中からとりあえず生牡蠣を注文。

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ミルキーで食べれば全員を笑顔に出来る。まるで海の吉本興業のような 「生牡蠣」180円

もみじおろしと浅葱、三杯酢が添えられて食べる生牡蠣は一瞬で口の中に消えた。消えたと思ったその瞬間、口の中に三陸海岸の潮風が一気に襲ってくる。リアス式の入り組んだ海岸で採れるこの牡蠣は、森と海が共存する地形で育ち、他の産地の牡蠣と比べ濃厚でクリーミーな味わい。もうずっとこの潮風に吹かれていたい。
気持ちは三陸海岸にトリップしていて、あと5個くらい食べたいが、他のものが食べられなくなってしまうので我慢して焼き魚を注文した。この店は魚をじっくり弱火で焼くスタイルなのでかなり時間がかかる。よって、もう一度ショーケースを見に行き、作り置きのつまみからつぶ貝を取った。

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楊枝じゃなくて貝の方を回せば、最後の肝までしっかり取れる「つぶ貝」300円

「つぶ貝どんだけキレイに取れるか選手権」ってのをいつも心の中で開催しているのだけど、つぶ貝ってまず、最後までキレイに取れることが少なくて途中で切れてしまう。コツは楊枝じゃなくて貝を回し、ある程度出てきたら、肝と身のところギリギリの場所に楊枝を刺し直して続けると意外と上手くいく。貝好きなので煮貝がメニューにある場合は必ずオーダーするし、姫アワビやシッタカ、ながらみなんかも好きだ。続いて一緒に取ってきていた里芋の煮物。

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なめらかな里芋とイカの相性は抜群「イカと里芋の煮物」300円

作り置きされてショーケースに入っている煮物は、レンジで温めてくれる。その他、定番メニューにない料理もショーケースの中に入っていたりするので要チェック。この里芋とイカの組み合わせって誰が考えたのだろう・・ねっとりとした芋とイカのキュッとした食感と香りがとても合う一品。
ふっと店の中に目をやると。いつの間にか満席になっていた。駅からも離れていて立地としてはかなり良くないのに、いつも多く客で賑わっているのは新鮮な魚が旨いということもあるけど、店員さんの人柄もかなり客を惹きつけるものがある。ほどなくして魚が焼き上がった。

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焼酢が添えられたこんがり香ばしい鯖の塩焼き 480円

丸々と太った鯖が半身。香ばしく焼かれた鯖には焼酢が添えられる。脂のりのりの鯖もこの焼酢があるおかげでさっぱりと食べられる。箸はどんどん進み、手品のように胃の中へ消えていった。焼き魚の中で一番何が好きかと聞かれたら鯖と答えるのは間違いないほど鯖が好きで、味はもとより、骨の大きさや脂の乗り具合も完全に好みである。
その後、酎ハイ一杯を飲み、お会計を済ませて店を出た。高速道路下の目の前の道路は車通りが少なくなってきて、ときおり車のライトが自分の横を流れていく。ゆっくりと歩いていると高速道路と夜空の境目に月が見え隠れしている。フラフラと歩いている自分をまるで月が心配そうに見守っている気がした。

「だいじょうぶ、もうそこだから」

と、一言呟いて家に帰った。

この店のまとめ

  • 地場で採れる新鮮な魚が多い
  • ビール・チューハイなどはセルフで
  • 土日も昼飲み可能

基本情報

  • 店名 : 三丁目酒場
  • 住所 : 愛知県名古屋市中村区岩塚本通3丁目9−1
  • 営業時間 : 14:30-20:30 (水-日)
  • 定休日 : 月・火曜日
  • 予算 : 2,500円以下

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