つまみもアルコールも全部安くて美味しい驚愕のコスパ居酒屋
ここ20年位で世の中は大きく変わった。IT=Information technologyのおかげであらゆる情報を人はタイムリーに入手できるようになった。高校生だった頃、やっとポケベルが出回り、車載電話、携帯電話、PHS、スマホと人とのコミュニケーション方法もめまぐるしく変わった。あと20年経ったら世の中はどう変わっているのだろう?
先日撮りためた録画番組をみていたら「スティーブ・ジョブズ」の映画があった。多分今年の正月に民放でやっていたもの。ヒマを持て余していたのでその映画をみたら、実に1979年頃から既にジョブスは未来の進化や人々の生活を変化させるために悪戦苦闘していたのだという。そしてその映画はAppleがiPodを出したところで終わる。新し物好きの自分はそのiPodを今でも持っている。
それから時が流れて現代。居酒屋では伝票から店員さんが持つオーダー端末、今では客が自らオーダーを入れるiPadになりつつある。店員の数を削減してコストダウンできるし、いい間違い、聞き間違いもなくなる。そして売れ筋メニューはタイムリーに把握することができ、仕入れる素材も簡単に把握できる。いいことずくめ・・・・のように思える。
前置きが長くなってしまったけど、今日の店はキャッシュオンから始まって、紙にオーダーを書いてやり取りしていた立飲み居酒屋。東京都内でぐんぐんと店舗数を増やしていて、ここ秋葉原にも新店舗を出したというので行ってみた。
店の雰囲気
エレベーターで5階に上がるともうそこは店舗の中。カウンターとテーブル席があって160席もある大箱居酒屋だ。ファーストオーダーはバイスサワー。
初めてみるiPadに少し戸惑ったが慣れてしまえば簡単だった。
こういうオーダー方法であれば注文間違いやオーダーミスも防げる。昔は店員さんが聞き間違って作ってしまったツマミ。誰に聞いても頼んでないという。「じゃあそれは俺がもらうよ」という客。そんなとこから酒場でのコミュニケーションは生まれ、となり同士が仲良くなったり、喧嘩したりしてガヤガヤ盛り上がる。たしかに店側からしたら大変だし、無駄なコストは省きたい。ツマミも安くは提供できず、幾分か高くなるかもしれない。でも、そもそも人はなぜ居酒屋で酒を飲むのか?というところに立ち戻ると答えは変わってくるかも知れない。
続いて煮込みをオーダー。
煮込みはノーマルだったら130円、玉子入りなら150円とい驚愕の値段設定。こんな値段で食べられるのはこのiPadとセントラルキッチンのおかげなんだよね・・・。つづいて里芋のから揚げをオーダー。
これが熱々でホクホクで美味しいのだよね。できたらもう一皿食べたいところです。
ここ秋葉原の晩杯屋は一人必ず1個「おしぼり」を注文しなければならい。それもiPadで注文する。確か70円?だったかな。気持ちは分かるがなんで「席料」とかではなくて「おしぼり」なのだろうね?
お会計の時はこのiPadをレジまで持っていく。そしたらお会計時にこう言われた
お客様「おしぼり」は4つでお間違いないですか?
いやいや一人で来ているし何かの間違いでは???
使い方が良く分からず何回も「おしぼり」連打していたらしい。やっぱり「4つでお間違いないですか?」って聞く時点で人と人とのコミュニケーションの希薄さが現れている。ITは確かにすごく多くの恩恵を僕らは受けている。だけど大切な何かを同時に失っていることも忘れてはならないかも。
でも晩杯屋は安くて美味しいことは間違いない。だから注文方法がどう変わろうとも通い続けるのです。
この店のまとめ
- おつまみ、アルコール何でも安い。
- 秋葉原店はすべて着席スタイル
- 注文はiPad
- 一人1個「おしぼり」70円を注文
基本情報
- 店名 : 大衆酒場 晩杯屋 秋葉原店
- 住所 : 東京都千代田区神田佐久間町1-24 GATO秋葉原ビル5F
- 営業時間 : 15:00-0:00
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円
この店に関係するリンク
ギャラリー
訪問記録(都度書き足していきます)
日付 : 2018/12/30
頼んだもの : バイスセット・生ビール・マグロ刺・煮込み(卵入り)・大盛りレバホルモン・酎ハイ・茄子と餅の揚げ出し
感想 : 年末に友人との忘年会で晩杯屋へ。こんなに有名な店に一回も来たことが無かったそうで、安さに感激していました。「自分で店を出したら?」なんて言われたけど、こんなに安くて美味しい店があるで、後発の個人店では太刀打ちできないですね。2杯ずつ軽く飲んで、酔い覚ましに御徒町まで歩いて行きました。