レンタカーで行く沖縄穴場観光スポットと那覇昼飲みエリア~くいだおれ2泊3日物語~ 3日目
三日目
前回から引き続き、沖縄旅行は最終日3日目へと突入する。
最終日は朝6時にホテルロビー集合。天気が良いということもあるが帰りのフライト時間が早く、もたもたしていると最終日を全く楽しめず空港に直行しなければならなくなるので早くから行動しようと昨夜飲みながら話していた。
ホテルの近くに朝早くからやっているお弁当屋があるのでそこでおにぎり買って海を散歩しましょうよ
いいね
軽石見れますかね?
当時、どこかの海底火山が爆発して、沖縄の海に多くの軽石が流れ着いたというニュースをたくさん見ていたが初日に眺めた海ではそれを確認できなかった。 その店はホテルから歩いて数分の場所にある「かわひら」という店。朝5:30から営業していてお弁当やお惣菜がたくさん揃っており、朝食や昼食のために買っていく人で朝早くから込み合っていることが多い。そして店の前に到着すると
あーーー
やってない
日曜日休みですか?
(Googleで調べる)そだねー
でたっ!
もってますねー
何故下調べをしないのか・・・。自分の性格に本当に呆れる瞬間だった。コンビニでいいんじゃないか?という空気を払拭すべく、「営業中」「おにぎり」「お弁当」「この付近で探す」という条件をスマホの放り込み検索!!!その結果・・・・
那覇市辻「辻スーパー」
神は見捨てなった。24時間営業のスーパー兼お弁当屋がヒットして損して得取れ状態。スーパーには日用品の他、お弁当やお惣菜、おにぎりに100円そばと充実していた。しかも缶ビールをはじめとするアルコール類も豊富に揃っていた。
朝食に思い思いのものを買い込む。そして各自、朝一に飲むアルコール類も調達。日用品もあるこの店は、地元のコンビニエンスストアの様なもの。多くのコンビニチェーンがありながらもこういう店が残っているのは、手作りのお惣菜があるので地元の人に愛されているのだなと思った。
基本情報
- 店名 : 辻スーパー
- 住所 : 沖縄県那覇市辻2丁目6−6
- 電話 : 098-868-3116
- 営業時間 : 24時間営業
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,000円
店を出て海まで歩く。ホテルから一番近い波の上ビーチは那覇の繁華街からほど近いエリアにありながらも、内地とは比べ物にならないほど綺麗な海がある。
那覇市辻「那覇ビーチリゾート」
那覇ビーチリゾートは「波の上うみそら 公園」「波の上ビーチ」「若狭海浜公園」「三重城小船溜」を含む総称で、公園ではバーベキューが出来たりダイビングやSUP、海水浴も出来る場所。そんな場所で早朝からポータマおにぎりをつまみに一杯やろうと目論んでいる。
日の出よりも早く公園に着き、朝一アルコールを飲みながら、今日のこれからの予定とこの旅の面白かったことについて話していた。そうこうしているうちに空が明るくなってきて昨日までの天気が嘘のような晴れ間が目の前に広がった。
それぞれ少しの間、公園の中を散歩したり、映えるような写真を撮ったり、野良猫を追いかけるなど好きな時間を過ごした。海には多くはないが軽石が流れ着いているのが見えた。遠い土地のニュースだった軽石の目の当たりにして、
あっ!ほら軽石やないすか?
軽石だね
まるで、動物園でパンダを見つけたかのようなリアクションの連れをみて「無邪気」という三文字が頭に浮かんだ。アルコールが入っているせいもあり、なんだか朝から楽しくなってきた。日の出も見られ、リラックスした時間を過ごし、最後に3人で旅の記念に写真を撮った。それぞれが違う方向を向いている写真は、この先の人生が別々の方向を向いていたとしても、「この時、この瞬間は一緒にここにいたという証」のような写りだった。その写真を自分はとても気に入っている。 見たい人は個人的に連絡くれればシェアします。
基本情報
- 店名 : 那覇ビーチリゾート
- 住所 : 沖縄県那覇市辻3丁目3−1
- 電話 : 098-863-7300
- 営業時間 : 24時間営業
- 定休日 : 無休
- 予算 : 0円
ホテルに戻り帰り支度をする。荷物は機内に持ち込める7kgギリギリに合わせて、それ以外は3人でまとめて一つの預入れ手荷物にした。ホテルをチェックアウトし、大荷物はコインロッカーへ入れて、最後の昼飲みへと繰り出した。
那覇市松尾「足立屋」
前回のひとり旅でも訪れている足立屋。このあたりでは有名なせんべろ居酒屋で、朝10時から営業している。以前は6時位からやっており、モーニングセット500円なんてものがあったが今は無くなってしまったらしい。ファーストオーダーはホッピーセット
朝10時からやっている居酒屋は他にはなく、この周囲の店は静まりかえっている。アーケード街の奥の方にあるこの店はここだけがぼぅーっと光って見えた。つまみをいくつかということで追加オーダー。
貼り紙に「肉・野菜・スパイスを2日間じっくり煮込んでつくる本格派ミートソース」と書いてあったのを見てすかさず注文。自分がトイレのために席を外している間にスパゲティーは一口も食べることなく消えてしまった。よっぽど美味しかったのだと思う。追加で注文。
下町飲み歩き好きの自分としては、もつ煮込みが大好きだ。下処理されたもつは臭みがなく、合わせ味噌でじっくりと煮込まれており、下町で提供されるものと全く同じだった。 それから何杯かのアルコールを飲み、つまみを食べて次の店へと向かった。
基本情報
- 店名 : 足立屋
- 住所 : 沖縄県那覇市松尾2丁目10−20
- 電話 : 098-869-8040
- 営業時間 : 10:00-22:00
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円
帰りのフライトまでもう時間が無いのに「あと1軒!」ということで牧志でアルコールが飲める店を探す。もうすぐ昼になるということで食堂ならば飲めるのでは?という話になり、第一牧志公設市場の2Fへ行ってみることにした。
那覇市牧志「次郎坊」
第一牧志公設市場は戦後、闇市から始まり、1950年に開設。那覇市中心商店街のシンボル的存在だったが老朽化に伴い建替えのために100mほど離れた場所に2019年に仮設市場をオープンしている。2022年4月に元の場所へ戻る予定だったが工事の遅れにより、移転は2023年4月頃が予定されている。昔も今も市場の2Fは飲食店が並んでおり安価に沖縄料理を楽しむことができる。数軒あるうちから今回は次男坊を選んだ。
とりあえずビールということでオリオンの中瓶を注文。朝からまあまあ食べているので軽いものをと思っていた矢先に
今回まだ1回も食べてないから、ふーちゃんぷるー。
えっと・・ゴーヤチャンプルーで定食のAで
2人の注文はチャンプルー被り、しかも片方はご飯とみそ汁がセットになった定食を注文。この旅の最終コーナーでも連れの底力を目の当たりにした。
ふーちゃんぷるーは乾燥したお麩を水で戻し、ポークと卵、野菜などを入れて炒めたもの。自分はこの料理が好きで内地に帰っても時々作っている。お麩が肉のような食感で食べ応えがあり、個人的にダイエットに向いてる料理ではないかな?と思っている。
沖縄の食堂はどこも盛りが良くてびっくりする。沖縄で生活していたら普通の3食だけで太る自信がある。このあと何とか、チャンプルーを平らげて、急ぎ足で空港まで向かった。
基本情報
- 店名 : 次郎坊
- 住所 : 沖縄県那覇市松尾2丁目7−10 第一牧志公設市場2階
- 電話 : 098-866-6099
- 営業時間 : 9:30-16:00
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,000円
ゆいレールに乗り、途中の駅で大きな荷物をピックアップし空港へと向かった。空港に着くとチェックインカウンターが結構混んでいて、手荷物預け入れを1人に頼んで空港内でも連れが、またビールと沖縄そばを食べていた。旅の話をしながら盛り上がっているとLINEが来て
今どこですか?
沖縄そば食べてるよ。2Fの一番奥おいでよ!
やばいっすよ!もう保安検査通らないと!食べてる場合じゃない。
そうなの!?今行く!
そして店を飛び出し3名が合流。保安検査場まで猛ダッシュを決めて、何とか搭乗口までたどり着くことが出来た。この2泊3日のおとなの遠足がそろそろ終わる。帰りの飛行機に乗り込み離陸した後、連れはスヤスヤと眠っていた。窓の外には真っ青な空と白い雲が見え、幾分太陽が傾きはじめ、柔らかい日差しが機内に時折差し込んでくる。イヤホンからはBEGINの「島人ぬ宝」が流れていた。 また3人で馬鹿を言いながら沖縄旅行を楽しめたらな、と思った。
おわり
あとがき
2泊3日の沖縄旅を全部読んでいただいた方、本当にありがとうございます。2021年11月に行ったのにもかかわらず、記事を書き終えるのに9か月以上かかってしまいました。2日目を書いてからは、過去の写真を見ると文章がポンポンと浮かんできて楽しく書くことができました。ここ最近、飲食店の紹介とは少しかけ離れてしまっているけど、こういう記事もいいかなぁと思ってます。 旅は終わってしまうとあっけないもの。だけど、思い出として残るので、ただ単に飲み歩くよりも良いと思ってる。写真を見返したり、話した内容を思い出したり、その時流れていた音楽や匂いが蘇る。深く心に刻まれた大切な思い出となりました。
また、旅の話や、東京・名古屋・沖縄の良い店を見つけたら記事にしていきたと思いますので、定期的に読んでくれると嬉しいです。ではでは。
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