ひとり酒場ではみなさんのお気に入りのお店を募集しています。このサイトで紹介してみませんか?詳しくはタップして下さい。

三重県伊勢市「一月家」昼飲み出来る海鮮が安くて美味しい居酒屋

伊勢-一月家-外観-0101
この記事は約6分で読めます。

昼飲み出来る海鮮が安くて美味しい居酒屋

年末も押し迫った土曜日。僕らは行きの電車中で既に4合瓶を既に一本空けていた。伊勢神宮へのお参りやおかげ横丁で食べ飲み歩きをした後、バスで駅まで戻る頃には完全に出来上がっていて、駅からアーケードのあるかなり長いシャッター商店街を歩いていた。まるで昭和の時代にタイムスリップしたような店構えの、履物屋、文房具屋、結納屋を横目に歩き「昭和感あるね~」「売れるのかな?」「儲けとかそういうのじゃないんだよ」と、勝手なことを言いながらわーわー言って楽しんでいた。アーケードが切れた瞬間、閑静な住宅街を目の当たりにし、こんな場所に居酒屋あるんかな?と思って少し歩くとその店は現れた。

 

店の雰囲気

引き戸を開けると先客は12名くらい。店周辺の雰囲気とは違い、店内は多くのご常連で賑わっていた。店に入ってすぐのテーブルに案内され、何を飲もうか食べようかと店内を見渡す。店内にはおつまみのメニューはあるけど値段は書いていない。そして飲み物メニューも見当たらなかった。3人とも普通にありそうな瓶ビールやらレモンサワーをとりあえず注文する。(後日、記事にするけど今回は3人で回っている)

伊勢-一月家-瓶ビール-0101

ひかりが差して黄金色が美しいキリンラガービール(大瓶)

旅が始まりもうかなり飲んでいるけど、瓶ビールの一杯目は全てがリセットされる美味しさ。そしてつまみは何を食べようかとメニューを見るが見慣れない言葉がたくさん書いてあった。「しびさしみ」と「ふくだめ」を何か分からないけどとりあえず注文。

伊勢-一月家-ふくだめ-0101

肝が苦味がたまらなく美味しい「ふくだめ」

ふくだめとはトコブシのことで、この大きさだとアワビになるとか。柔らかく煮込まれていて、肝もぷりんぷりんで美味しい。2個しかないので肝も2つしか無いのだが遠慮もせず一番に肝を奪取。続いてシビの刺身が到着。

伊勢-一月家-しびさしみ-0101

ピンクと赤のコントラストが鮮やか「しびさしみ」

シビとはびんちょうまぐろのこと。地域によってはビンナガマグロとも呼ぶところがある。こちらの刺身もなかなか美味しい。初見の店でも3人で来ているのでつまみも色々頼めて良うれしい。連れの人は店に入るなり「気になるのがあるんですよ・・わかめの酢味噌」って言っていたのですが、それは定番メニューじゃないかと・・かなりの酔っ払いだったからなのか?もう年齢的にさっぱりしたものしか目に入らなくなっているのか?答えは定かでは無かった。ビールが無くなってしまったのでレモンハイを追加で。

伊勢-一月家-レモンハイ-0101

焼酎どれだけ入ってんの?と思うほど、固い!固い!「レモンハイ」

一口飲んだだけでヤバいと分かるレモンハイ。ほぼアルコールの味しかせず、レモンスライスが入っているだけのように思える。これを飲み終える頃には一気に酔いがまわりそうな感じがした。ところで3人は朝からずっと行動を共にしているのに話題は尽きず、ずっと喋ってる。話の内容は全く覚えていない。つづいてつまみをいくつか注文。

伊勢-一月家-あら煮-0101

ふっくら、しっかり味が沁み込んだ「あら煮」

鯛のあらだろうか?ふっくらと煮つけられていて、味付けもとても良い。噂どおりこの店の魚介類はすこぶる美味しい。連れのおじさんもこのあら煮が気に入ったようで綺麗に身を取って最後まで食べていた。おかげ横丁や外宮の参道で食べ歩きをしてきてお腹は一杯なはずなのに美味しさのあまり次から次へと頼んでしまう。

伊勢-一月家-かいずみりん干し-0101

カリカリに焼かれて骨まで美味しい「かいずのみりん干し」

これもまたよくわからない魚「かいず」出された。魚の模様をみて、クロダイのことだと分かったが念のため調べてみることに・・・

 

クロダイの幼魚を「かいず」と呼び、出世魚のクロダイはその大きさによって「ちんちん」「かいず」「クロダイ」と呼ばれるそう。ここ三重県ではよく釣れる魚でマダイと比べると安く手に入る。しかし味はマダイと遜色ない美味しさなので、刺身はもちろんのこと、煮つけやムニエルなど色々な料理に使われるそうです。

 

骨まで食べられる程、カリカリに焼かれており、酒のつまみにぴったり。熱燗が欲しくなったのでお酒を注文。

伊勢-一月家-熱燗-0101

地酒だと聞いたのにどこの銘柄だかすっかり忘れてしまった「熱燗」

一合かな?量が多かった気がします。魚介類のつまみにはやっぱり日本酒が合う。華やかな感じの日本酒ではなくて自分はこういう「THE日本酒」と言えるような辛口の酒が好き。いい感じで酔っ払ってきているので連れの声がどんどんとボリュームアップしていったが、その内容は特になく「おいしい」の連呼だったり「これは何」とかばかり。ただ声は他のどのお客さんよりも大きく、傍からみれば地元の民では無いことは一目瞭然だった。そして追加注文。

伊勢-一月家-かにみそ-0101

日本酒を飲みながらちびちび食べるには最適なおつまみの「かにみそ」

カニみそはあまり得意ではないからちょびっとだけ食べたけど、磯の香りがほわっとしました。
三重県伊勢市。駅からかなり歩いた場所にある一月家。評判どおり昼から飲める魚介類がおいしい居酒屋でした。分からないことも親切に教えてくれる店主さんや清潔感のあるキリッとした店内でゆっくりと寛げるとても良い空間だった。一品づつの価格はわからないけど、これだけ食べて飲んで3人で8千円弱。もちろん連れの方もそれなりに飲んで、他にもいくつか頼んでこの価格だから驚くほど高いわけでもなく、どちらかというと安いのではないかなと思う。メニューに価格表示が無い居酒屋あるあるだけど支払いの時は「だいたい安く感じる」。

 

この記事を書いている段階では旅行中、何を話していたのかまったく覚えていない。でもひとりで飲んでいる時よりも「楽しいな~」というほんわかした感じだけ残っている。たまには電車に乗って、一足伸ばし、知らない土地でお酒を飲み歩くのも楽しいからまた行こう!そして旅の話しはまた別の記事で書こうと思ってます。

 

この店のまとめ

  • 魚介類が安くておいしい
  • メニューに価格表示なし
  • 分からないメニューがある時は聞いて

基本情報

  • 店名 : 一月家
  • 住所 : 三重県伊勢市曽祢2丁目4−4
  • 営業時間 : 14:30-22:00
  • 定休日 : 水曜
  • 予算 : 3,000円以下

ギャラリー

この店に関係するリンク

なし

訪問記録(都度書き足していきます)

日付 :
頼んだもの :
感想 :

この記事を書いている人
ひとり

下町生まれの下町育ちで毎日のようにどこかの居酒屋で一人飲みしています。たまには誰かと一緒に飲みに行きたいと思っていますが、約束がすごく苦手なので仲良くさせていただけるのであれば、当日突然誘ってください(^^♪

ひとりのSNSアカウントです。よければフォローをお願いします
三重県伊勢市居酒屋
この記事が良かったらシェアしよう!
ひとりのSNSアカウントです。よければフォローをお願いします
スポンサーリンク
ひとり酒場