中央卸売市場内にある海鮮が美味しい朝から飲める居酒屋
以前、「天末食堂」卸売市場内で営む昔ながらの町中華 の投稿でも書いたとおり、名古屋で「市場」と言われると真っ先に思い浮かぶのは「柳橋中央市場」だが、名古屋にはいくつかの市場があり、ここはその一つ。この日は中央卸売市場の目の前にある「大名古屋食品卸売センター」で月に1回開催される「半値市」があり、そこで良いものを安く買おうと友人に誘われて行ってきた。場内は一般客が買い物をすることが出来ないが、この卸売センターであれば買うことが出来、市場周囲にある飲食店も利用することができる。
卸売センター内には、鮮魚、精肉、野菜など多くの店が軒を連ねていて、見ているだけでも楽しい。同じ魚や貝でも店によって微妙に値段が違っていたり、昼近くになってくると値段がもっと安くなったりする。写真は専門店の前で捌かれていた大きなマグロ。赤ともピンクとも言えない微妙な色合いが食欲をそそる。
少し買い物を済ませ、リュックに詰めたら、この日もう一つの目的でもある酒場へと向かう。店は卸売センターから、大きな道を渡り中央卸売市場の場内にある。
店の雰囲気
時間は朝の8時くらい。引き戸を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、カウンターの上にびっしりと並べられたお惣菜。食堂も兼ねている(むしろ食堂メイン)ので納得の風景。先客は5名程で食事をしている人もあり、飲んでいる人もありといった感じ。4名がけのテーブル席と脇の方に小上がりがあって、全部で40名位は入れると思う。
とりあえずビールで乾杯。そして冷蔵庫の中にあった刺身の盛合せをいただく。ひとりで来ていたら、これでもう満腹になってしまうけど4人もいるのでまだまだ食べられる。刺身の盛合せは少し高いように感じるかもしれないけど、バチマグロ・きびなご・とり貝・ホタテ・サーモン・サザエ、海老、いか、赤貝・ハマチ・本マグロが二切れづつ、本当にお得な盛合せだと思う。追加でカウンターのお惣菜を物色しに。
アツアゲニストとしてはどうして手にしてしまう一品。厚揚げ以外にも色々な素材が入っていて美味しい。厚揚げってなんでこんなに美味しいのだろうか・・・毎日食べても飽きない。またどこかで厚揚げに対する思いをつらつらと書くけどビールが無くなったので飲み物の追加の注文を。
アルコール類は結構高めな設定。これは食べるより飲む専門の自分には痛いところでもある。焼酎の種類は忘れてしまったけど、麦と芋があり、この後も交互にお湯割りを飲んだ。おつまみを暖かいものをいくつか追加注文。
普段はてんやの天麩羅くらいしか食べていないので、900円はまあまあなお値段だけど、エビが3本も入っているのでヨシとする。自分は野菜の天麩羅の方が好きなので影に隠れていた、茄子やさつまいもを好んで食べていた。ところで「てんぷら」というのは「天麩羅」「天婦羅」漢字が両方あり、どちらが正しいとは無くて両方正解らしい。それでも「天麩羅」の方が多く使われているという話のよう。こういうものは諸説あるのが通例で結局はどちらでも良いみたいなことが多いから、何だか毎回煙に巻かれるような気がしている。追加のおつまみは・・・
値段は忘れてしまったのですが、あおやぎとべビーホタテが沢山盛ってある葱ぬた。名古屋ではこれに予め赤酢味噌がべっちゃりとかかっている店も多いけど、ここは別添えなので親切。赤味噌があまり得意ではないのでワサビ醤油につけて食べたけど、魚介類はやっぱり鮮度が良いらしくどれを食べても美味しい。
4人いると言いつつもここまで色んなものを食べてきてさすがにお腹一杯。このからあげで〆ることとなりました。
土曜日の朝早くから皆で集まって飲むのもたまには良いですね。明るいうちから飲むのは少し背徳感があるけども、なんかそれが逆に良いんです。「いけないことしてるな~」「でもまだこれくらいなら大丈夫だよなぁ~」とか。結局このあともう一軒ハシゴしたのですけどね。
どこの地域にもある市場。その周りには早朝から働く人のために必ずこういうお店がありますから、探して朝酒を飲るっていうのも楽しいと思います。
この店のまとめ
- 開店は朝の4時45分
- 魚介類の丼や定食が人気
- アルコール類は高め設定
基本情報
- 店名 : お食事処 一力
- 住所 : 愛知県名古屋市熱田区川並町2-22-2
- 営業時間 : 4:45-14:30
- 休日 : 日曜日
- 予算 : 3,000円以下
ギャラリー
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