まぐろの中落ちをつまみに昼飲みできる有名酒場
東京に住んでいるころから知っている名古屋の昼飲みスポット。もう2年以上住んでいるのにこの店に来たことは無い。特に避けていたわけでは無いのだけど、店の前を通ればいつも混んでいるし、栄駅周辺に用事があったり、またこの駅で乗り換えたりすることが多いのが理由だと思う。
「この店に行ったことがないんだ」
と打ち明けると、知り合いの方たちが朝7時から営業しているので開店前に並び、”朝からハシゴ酒” をしようと誘ってくれた。
店の雰囲気
店の前には6時50分頃に到着。当然自分達以外は誰も並んでいない。地下街はまだ開いていない店ばかりでシャッターを閉ざしたまま。まるで深夜のような風景だった。
7時ちょうどとなり入店。店内は4人掛けのテーブル席が多く全部で40名弱が入れる広さ。ファーストオーダーは瓶ビール。
これからまだまだ飲むことを考えると中瓶が良かった。ほぼ寝起きのような状態で来たので起きて初めて摂取した水分が赤星という状態。胃の中のしわにビールが沁み込んでいくような感覚に陥る。酒津屋の名物と言えば 「まぐろ中落」ということでそちらもオーダー。
いわゆる中トロ部分の不揃いもの。脂の乗りもちょうど良く、多くのお客がこれを注文するのが分かるような気がする。確かに値段のわりに量もある。そうこうしているうちに他のお客さんもちらほらと来店。新聞片手に朝酒をやるご老人や、これから仕事であろう人が朝飯を食べていたりする。カオスな空間がそこに広がっていた。
少しすると家族や友人同士と思われるひと達も入店してきた。栄地下街という抜群の立地に朝から晩まで年中無休ということから、名古屋っ子はとりあえずここに行っておけば間違いないという感じなのだと思う。
そんな名古屋は昼飲みできる店が少ない。名古屋の昼飲み文化について自論を展開すると、名古屋は大阪・東京に比べて貧富の差が大きくないということが関係しているでは無いかなと思う。
2位 大阪府 3.2%
8位 東京都 2.6%
37位 愛知県 1.7%
となっている。因みに1位は沖縄の3.4%、一番失業率が少ないのは三重県の1.3%となる。失業率はその都道府県に住んでいる人口との比率ということになるので、東京都や大阪府の失業者数はかなり多い。そして、それだけ昼間に時間がある人が多いということになる。
この状況を踏まえて愛知の店側の立場で考えると、昼間に時間がある人が大阪や東京に比べると絶対数として少ないので、昼間に店を開けたとしても客は来ないということが予想出来る。もし昼営業するならば土日だけの方がまだ得策である。
再度、言っておくとこれは全くの自論であって、確固たる根拠のある話ではない。自分の経験則から言って、他府県の昼飲みできる酒場には、草臥れた人が多いのに比べて、ここ愛知では品の良い人が多いというところから思いついた。
さぁて、難しいこと考えるのはハッキリいって柄ではないので、単に昼飲みできる店をメモメモしておけば良いだけの話である。下記の記事でまとめてあるので参考にしてもらえればと思う。
そして最後に。この店には大声を出さなくても、店員さんを呼べるボタンが各テーブルに置いてある。
滞在中、自分も含めて誰もこのボタンを押すこと無く、大声で店員さんを呼んでいた。実際このボタンが上手く作動するのかも謎。ボタンの存在を殆どの人が知っているのに誰も使わないという暗黙の了解があるらしい。もし店に行くことがあったら、どんな音がするのか動作確認をするのも面白いかも知れない。
この店のまとめ
- まぐろの中落とえびカツが有名
- 名古屋めし定食も食べられる
- 朝7時から営業
基本情報
- 店名 : 酒津屋 中店
- 住所 : 愛知県名古屋市中区栄3-5-12 栄地下街
- 営業時間 : 7:00-24:00
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円以下
この店に関するリンク
ギャラリー
Instagram投稿
この投稿をInstagramで見る
訪問記録
日付 :
頼んだもの :
感想 :