ここは通称「煮込みストリート」を抜けたどん突き。近くにはJRAの場外馬券場や花やしきがあるエリア。娯楽施設があるエリアといえば何となく共通性はあるのだが、いろいろなものが入り混じったカオスなエリアだと言える。
歴史の古い浅草寺は町の中心的存在で、参拝客や関顧客が後を絶たない。
どこでも場外馬券場の近くならそうなのかも知れないが、無数(といっていいと思う)の呑み屋が立ち並ぶこのエリアは競馬を趣味とはしない呑兵衛にとっても天国だ。ほぼどこかの競馬場が開催されているので土日の朝から呑みたい場合、こんなレトロカラーの浅草線に乗ってそこまで行けば事欠かない。このブログでも数件浅草の居酒屋を紹介してるしね。(記事の下の方にリンクが出てるよ)
今日はここの店、三ちゃん。店内はL字カウンターとテーブル席。空け離れた引き戸越しには人影がまばらだったので、すぐに入れると思ったのだが、
「今、いっぱいなのよーー!!」
との返事。人はいないのにいっぱいって?どういうことかというと。10名ほどしか座れないカウンターには2名しか座っていないのだが、空いている席には呑みかけのグラスや食べかけのツマミが置いてある。
単純に片づけてないじゃねーの?
と思ったのも束の間。空いた席に先客がどんどん帰ってくる。競馬新聞と馬券を握りしめてね。
つまり、居酒屋を本拠地として、酒を呑みながら競馬を楽しんでいる。そんなことが許されるのも、この界隈にある居酒屋だからなのだろう。少しまっていたらカウンターの一席が開いたので入店。カウンターには良くある調味料群と馬券購入用のマークシート、使い捨て鉛筆が常備されている(笑)普通の居酒屋ではまず見ない光景なので面白い。店内にはもちろんテレビが配置されており、レースの模様とオッズが表示されている。
煮込みストリートにきたのでやっぱり、マストオーダー。普通に旨い。さすが浅草のレベルは高いね。
ちょっと写真はぼけちゃったけど、まぐろ納豆なんかも食べてみた。値段は普通という感じかな。
それにしても店内は競馬ファン一色で、自分以外の全員は競馬新聞を見ているか、テレビを眺めている。滑稽な光景だ。スマホをいじりながら呑んでいると、隣のおじさんに話しかけられて、
「それどこで売ってるの?」
と俺のアイフォンを指さした。話をしていると別にスマホが欲しい訳ではなくて、自分がどれだけ機械音痴で時代遅れかってことを訴えたかっただけみたい。「クーラーはない」「未だに公衆電話使ってる」「お金は銀行の窓口で通帳でおろす」などなど、ぶつぶつ言っていた。それだけ古いものと新しいものを切り分けてアピールできるのだから、
新しいものも、とーぜん、知ってんべ!!!!(+_+)
と突っ込みを入れたくなったけど、やめておいた。たぶんすごい興味はあるんだろうね。素直に便利な物使った方が良いのにね。
話しを戻すと、土日は結構な席とり競馬ファンが多いから入店は難しいかもだけど、平日は楽に入れると思う。この辺りの煮込みは味が濃くてやっぱり旨いね。こんどゆっくり来てみたいと思う。
この店のまとめ
- 土日は競馬ファンでいっぱい
- 席を確保したままで馬券を買いにいける
- 煮込みが旨い
基本情報
- 店名 : 浅草三ちゃん
- 住所 : 東京都台東区浅草2-15-1 →Google地図で場所を確認
- 営業時間 : 11:00~18:00(火–金)/ 8:00~18:00 (土日)
- 定休日 : 月曜日
- 予算 : 1,500円以下
この店に関係するリンク
なし
訪問記録(都度書き足していきます)
日付 :
頼んだもの :
感想 :