つまみが安くて美味しい中華居酒屋
鶯谷駅と言えば、山手線の中で「乗降客数ランキング最下位の駅」。そして東京では有名なラブホテル街。と、いうことは人目を忍んで行く街だったりします。
しかし、この鶯谷エリアはそんな需要もあいまってか、朝飲み・昼飲みができる居酒屋があり、自分には重宝している街です。
店の雰囲気
ビルの1Fにあるこの店は少し入口が分かりにくく、表通りからはビルに入ってずんずんと進む、裏口の場合からは、ラブホテル街を抜けた場所の風俗店の隣にあります。ドアを開けるとカウンターに5名、4人かけのテーブルが4つ、小上がりには4つのテーブルがあり、掘りごたつとなっていて、比較的自由にレイアウトが変えられる。店の近くにJRの整備場があり、そこの職員さん達の宴会もこの店を利用しておこなわれることもあるそう。
そして、同じく鶯谷にある「信濃路」は24時間営業だが、こちらも負けていない程、営業時間が長く7時から24時までやっていて使い勝手のよい居酒屋。
ファーストオーダーはレモンサワー
この店のサワーは「ハイサワー」が使われていて、外・中が別々に提供される。これによってアルコールの濃さを自由に調整できるのでありがたいシステム。ホッピー以外でこの方式のお店はありそうでなかなか無い。この店、元は信濃路で働いていた店主(中国のおかあさん)が独立して店を出したらしい。店員は全員中国の方で、お酒や料理を提供してくれるが日本語が驚くほど上手。もしかしたら日本人よりも心配りができる店員さん達だ。数回通うだけでしっかりと顔を覚えてくれており、帰り際にはフルーツをサービスしてくれたりする。
そしてお通しが到着。
このお通しはサービスで、いろいろなものが出る。今回はカクテキだったが、サッポロポテトのお菓子だったり、何かのおひたしだったりする時もある。
つまみは納豆オムレツをオーダー。
納豆が大好物な自分としては、どの居酒屋に行ってもあれば頼むメニューが「納豆オムレツ」。とてもシンプルな組み合わせだけど、自分で作ってみると、まず上手く作ることが出来ない。他の店で頼むと納豆玉子焼きみたいな感じで見た目は美しくないのだけれど、この店のお兄さんがつくる納豆オムレツは「美しい」と思う。若いのに作る料理の腕は確かだ。
続いてじゃがベーコンをオーダー。
多分、写真を見て「えっ?」と思ったひとも多いと思う。確かにじゃがベーコンという名前から想像したものと違っていた。こういうケースは何度かあって、いわゆる中国っぽくアレンジされたものが出てくるケースがるが、それはそれで楽しみだったりする。
そして隠れメニューが一つあるのでそれをこっそり紹介。
いわゆる「肉まん」なのだが、メニューには載っていないし当日注文しても食べることはできない、あらかじめ前日までに注文しておけばお母さんが作っておいてくれる。一個では難しいので、4-5名で飲み会をやる時などがいいと思う。その肉まんだが中華街で食べるものよりも美味しく、シイタケ・たけのこ・肉がぎっしりと詰まって本当に美味しい!
自分は他の方達が宴会をしている所に遭遇して、お母さんが余計に作ったというので2個程注文させてもらった。そして帰り際にもう一個をお土産で買っていったほどだ。チャンスがあったら是非食べてみて欲しい。
鶯谷エリアのど真ん中に位置する店なので、その立地から若い女性などは連れていくことは難しいが、男性であれば話のネタになるし、つまみも安くて美味しいのでおススメの居酒屋だから是非行ってみてほしい。
この店のまとめ
- 信濃路で働いていた方が独立した店
- 納豆オムレツが美味しい
- 隠れメニューで「肉まん」がある
基本情報
- 店名 : お食事吞み処 東瀛(とうえい)
- 住所 : 東京都台東区根岸1-6-12
- 営業時間 : 7:00-24:00
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円以下
この店に関係するリンク
ギャラリー
訪問記録(都度書き足していきます)
日付 : 2016/10/29
頼んだもの : 春巻き・ホッピー3
感想 : 休日の昼下がり久しぶりに訪問すると見慣れない若い女の子店員が一名のみ。春巻きをオーダーするもなかなか出てこない。なにやら中国語で電話をしていて、悪戦苦闘しながら出来上がった春巻き。ちょっと揚げ過ぎちゃったかな?まだ日本語がたどたどしかったから、料理は今できないって断る言葉を覚えていなかったのかも知れません。
日付 : 2015/12/2
頼んだもの : 納豆オムレツ・春巻き・レバー野菜炒め・油揚鳥・焼きビーフン・ホッピー
感想 : 相変わらず安定の納豆オムレツ。同僚との久々訪問で楽しい時間も過ごせました。おかあさんも元気そうで何より。場所柄、怪しい熟年カップルが食事していることが多いが、それを横目に見ながら飲むのはやっぱり楽しい。