古き良き食堂で味がたっぷりしみ込んだ関東煮が食べられる店
酒飲みというのはどこでも酒場にしてしまう。どんな形態の店であろうとメニューにアルコールがあるならば一瞬で酒場と化す。この日伺った店は見た目は食堂だが、地元の人にしかあまり知られていない昼飲みできる居酒屋とのことでこの辺りに住む飲み友に連れて行っていただいた。
店へのアクセスは岩倉駅東口から五条川方面へと歩く。岩倉五条川は日本のさくらの名所100選 にも選ばれており、15km以上の桜並木に4,000本以上が植えられ、満開の時期には幻想的な風景が広がり多くの見物客で賑わう。
店の雰囲気
店はその近くの旧岩倉街道の角にある食事・おでん・酒が楽しめる老舗の食堂。ぱっと見の外観からは営業しているのか否かが分からない。暖簾はドアの向こう側に掛かっていて一瞬やっていないのかなと思って曇りガラスから覗いてやっていること確認して入店。店内に入ると先客はゼロ。女将さんがテレビをみながら昼ご飯を食べている最中だった。テーブルがいくつかあって20名くらいは入れると思う。ファーストオーダーは瓶ビール
店内はタイムスリップしたような雰囲気。まるで昭和を切り取ったような風景が目の前に広がる。友人を待ちながら店内を見回したりテレビを見たりして時間をつぶしていた。
そうこうしているうちに友人も到着し、お互い思い思いのものを注文。
注文というか関東煮(おでん)は鍋からから自分でとるスタイル。横に置いてある小皿を手に取り自分で乗せる。実は名古屋の古い店はこういうスタイルが多くて、食堂やきしめん屋や居酒屋なんかにもこうやって自分で味噌おでんや関東煮を取るところがある。注文したものが出来るまでのちょっとした中継ぎみたいなものだ。その中からいくつかをチョイス。
大根・厚揚げ・玉子の3つをとりあえずチョイス。これだけ大根の色が変わっていると、どれだけしょっぱいのかな?と思ったけどそうでも無い。多分隠し味の赤味噌も入っていて色濃く出てるのでは無いかなと思った。厚揚げも大根も箸で掴んだとたんホロホロと崩れていく。よく煮込まれていて本当に美味しい。ビールはあっという間に消えてしまったので追加オーダー。
一升瓶にはRED WINEと書いてあるのだけど全く違った飲み物。ブドージュースのような味がする。コップに摺り切り一杯。冷たいのが良けりゃ氷入れて飲んでねと言われたけど、だいぶ飲まないと入れられない。甘いからくいくい飲んでしまうのだけど、これが一番最後足に来ました。
旦那さんが作り置き用のおばんざいを作り始めたので、それに便乗しいただいた。値段は分からないけど多分150-200円位、他のメニューを見てればだいたいそんなもんだなと分かる。こういう名前もつかない料理、残りもので作ったような料理って結構好きだったりする。追加で焼酎をオーダー。
水で割りたいと言ったら、急須にお水を入れてくれた。(下記ギャラリー参照) そう、この店にミネラルウォーターなんてものは無い。氷はアイスペールの入れてくれて開いたコップをもう一つくれるので自分で好きなように割って飲むスタイル。
小一時間くらいは友人と二人だけだったけど、夕方になるに連れて地元のご常連達が来てた。酒を頼んで少しつまみながら店主の方と楽しそうに話す風景。その瞬間を切り取って持ち帰りたいくらいだった。
食事もおつまみの種類も多くはない。けれど休日の午後、ぼんやりしながら昼飲みするにはとても良い店だと思います。近くに寄った際には是非訪れてみてください。
この店のまとめ
- おでんは関東風で自分で取る
- アルコール・おつまみとも安価
- 店内はノスタルジックな雰囲気
- ブドー酒は口当たりが良いが足にくる
基本情報
- 店名 : 食事 関東煮 酒 みのや
- 住所 : 愛知県岩倉市下本町下市場112
- 営業時間 : 12:00-22:00
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 2,000円以下
ギャラリー
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