名古屋本陣「拉ノ刻」旨味の多いチャーシューと極太メンマの好来系ラーメン
歳をとったせいだろうか、最近インスタントラーメンを身体が受け付けなくなってきた。あのフライされた麺に粉末スープのラーメンを食べた日は胃がもたれることが多い。昔はインスタントラーメンの方が好きだったのに、今では店のラーメンの方が好きだ。
店の雰囲気
この店はTwitterのフォロワーさんが教えてくれた店。良く名古屋近辺で食べたラーメンの感想を発信しているかたから数軒教えてもらったうちの一つ。自分の住まいからさほど離れていないので行ってみることにした。
扉を開けると店内には先客が6名ほど。全て同じ制服を着たOL風の人が並んで座っていた。行列こそ出来ていなかったが女性にも人気のラーメン屋なのだなと直ぐに分かった。
改めて感じるのはラーメンが高くなったなと思うこと。本当に古い話で申し訳ないが、昔は200円ラーメンとか普通にあって、餃子を付けても400円というころに育った。もちろんあの頃のラーメンとは、物価・素材・手間ヒマ・美味しさが全く違うことは分かっている。
このお店は季節の限定とか食数限定の新メニューが出るらしいのだけど、自分は初めてなのでオーソドックスな醤油ラーメンにしてみた。
カウンターに案内され、食券を渡す。ランチ時なので無料のライスが付くらしいのお願いをした。店内はあまり広くなく、カウンターとテーブル席併せて12-3名といったところ。カウンターの上には、辛味噌をはじめとする味変グッズあり、見切れてしまっているが、”朝鮮人参酢” と、ちょっと変わったものもある。
この「拉ノ刻」は「好来系」と言って、現在は千種区に店を構える「総本家 好来道場」と言われるラーメン店の総称で鶏ガラ・豚骨・魚介・根菜からとったスープと、極太のメンマ、メニューが松竹梅などでランクされているのが特徴らしい。名古屋市内でも好来系は13店ある。
そしてラーメンが運ばれてきた。
もう少し透き通った中華そばっぽいものを想像していたのだけど、家系を思わせるようなビジュアル。あまり見かけない形のチャーシューが二枚。
昼営業の時(ランチ)はライスとキムチが無料。一通りの撮影を終えて実食。いろいろな素材からダシを取った複雑な味。最近ラーメンは “ラーメンという料理” なのだね・・・と感じる一杯。
麺は太麺。こってりとしたスープが麺に良く絡み、旨味の多いチャーシューと極太メンマ。それぞれがお互いを高め合いこの料理が成り立っている。ありきたりの表現だが「美味しい」。改めて最近のラーメンのレベルの高さを思い知った。
どこの地域でもラーメン好きが高じて食べ歩いている人がいる。その人達の気持ちが少し分かった。名古屋にはこの他にもたくさんの美味しいラーメンがあるらしいので、今後は少しずつ人気のラーメン店にも行ってみたいと思う。
この店のまとめ
- 好来系ラーメン
- ランチにはライスとキムチ無料サービス
- 定期的に新メニューが出る
基本情報
- 店名 : 拉ノ刻 (らのこく)
- 住所 : 愛知県名古屋市中村区上ノ宮町2-30-1 リエス上ノ宮1F
- 営業時間 : 11:30~13:45 / 18:00-24:00
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 1,000円以下
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