地域に慕われる昔ながらの居酒屋
地下鉄東山線中村公園という駅で降りて地上へ出ると、赤くてとても大きな鳥居がある。この鳥居を知ったのは2年ほど前、名古屋へきて1日かけて部屋探しをしている時、次の物件への移動中の車の中で前を通りかかり、不動産屋の人にこの鳥居のことと、近辺のことを教えてもらった。確か「この近辺はあまり治安が良くないですよ」と聞いたのだが、結局選んだ部屋はこの辺りだった。
長い間、東京都の足立・葛飾・江戸川区辺りに住んでいたので治安が良くないのは慣れっこだったし、ここ2年くらい住んで分かったのは名駅より西側・名古屋港の付近の地域でも、先に出た東京の一部の地域に比べても安心・安全な街だと感じた。
例の大鳥居は参道の入り口となっていて、豊臣神社へとつながっている。参道にはお土産屋などは無く、閑散としているが、おいしいラーメンが評判の「太陽食堂」や店の中でちょい飲みが出来る「お好み 左慈」がある。
参道を抜けると正面に豊国神社(中村公園)が現れる。その手前の道を左に少し行った場所にあるのが今回お目当ての居酒屋である。
店の雰囲気
豊国神社の隣には「名古屋けいりん」があり、場外販売がほぼ毎日行われていてパラパラと人がいる。自分も何回か本場開催の時には行ってみたのでこの店の存在は前から知っていたが、この2年間暖簾をくぐることはなかった。
引き戸を開けると先客は20名くらいで小上がりの座敷もテーブル・カウンターもほぼ満席だったが、隙間に入り込むことができた。女将さんがメインで料理や焼き物を作っていて、娘さんがオーダーや配膳を行っている家庭的な居酒屋だ。ファーストオーダーは瓶ビール。
鮮やかな紫色のしば漬けが添えられる。こういう気の利いたお通しがある店にハズレはないというジンクスがある。お客さんから次々とオーダーが入るが、そつなくこなしていく姿を見ながら店内の黒板に目をやりつまみをいくつかオーダー。
東京にいるときは、ある居酒屋で定期的に食べられた「いわしの丸干し」。丸かじりで骨まで食べる丸干しは食べただけで健康になれた気がする。自分の中では野菜ジュースも同じ扱いになっている。同時に入店した中年男女4人組は多分ご常連なのだろう、あれやこれやとつまみをどんどん頼んでいる。自分もせっかくなので串かつをオーダー
名古屋で慣れ親しんだ串かつ。最初の頃は受け入れがたかったけど、今ではすっかりこの串かつに慣れた。この店の串かつは結構、肉が入っていて(?)美味しい。
海老かつも美味しいということだったのでそれもオーダー。こちらはしっかりと海老が入っていてとても美味しい。串かつも150円でよいのでもっと肉を入れてくれたらいいのにね。ビールが無くなったので日本酒をオーダー。
確か日本酒の名前があったと思うのだけど忘れてしまいました。常温でお願いして一升瓶からそのままコップへ。コップでお酒が飲めるなんて、やっぱりここは良い店だね。
この後、串を数本頼んで、コップ酒をお替りして店を後にした。前評判通りにとても良い居酒屋だった。地域の人に愛され、いつでも多くのお客さんで賑わっているのだと思う。自分の家から近くて、土日も営業しているので、この先足繁く通うことになるのは間違いないと思う。
この店のまとめ
- 土日も営業
- 豚足を焼いた美人串というものあり
- 海老かつが美味しい
- 開店すぐは混雑する
基本情報
- 店名 : 串かつ 太閤
- 住所 : 愛知県名古屋市中村区東宿町2-133
- 営業時間 : 17:00-22:00
- 定休日 : 無休(休む場合は告知貼紙)
- 予算 : 1,500円
この店に関係するリンク
なし
ギャラリー
訪問記録(都度書き足していきます)
日付 : 2019/1/22
頼んだもの : 熱燗×2・砂肝・レバー・海老カツ・ハムカツ
感想 : 店内は空いていてすぐにオーダーも通る。店内が賑やかなのも良いけど、テレビを見ながらゆっくりできる空間もいいね。