ワンランク上のアテが食べられるおしゃれな居酒屋
この店を知ったのは2年くらい前のこと。沖縄に重点措置や宣言が出るか出ないかというような状況だった。公設市場の周囲には古くからある商店や居酒屋が多い中、この店だけ妙におしゃれでカフェのような外観をしていたのでびっくりした思い出がある。普通ならスルーしてしまう店だが、その時はなぜか吸い込まれるように入っていった。
店の雰囲気
引き戸を開けると、大きな二の字カウンターが目に飛び込んでくる。そこには14名くらい、テーブル席で11名、テラス席で8名くらいとかなり大きな店となっている。カウンターは綺麗に磨かれた木目調で上からはワイングラスがぶら下がり、暖かみのある照明が施されている。さながらバーのような雰囲気だ。ファーストオーダーは生ビール
沖縄の気候に合ったさわやかなビール。中ジョッキなのに300円で飲めるなんて嬉しいかぎりだ。店員さんは全員男性で恰好いい若い人が多く、その点も良い意味で沖縄離れしている。つまみは金華さばの一夜干しを注文。
このさばがメチャクチャ美味しくてもっと食べたかった。こんな感じで好きなものを少しだけって方が最近の自分には合ってる。飲み放題とか食べ放題のように量が多いことに対しての欲望はこの歳になると完全に消え去り、それよりも質の良いものを少しという方が合っている。ビールを一瞬で消す手品師なので、追加で緑茶割りを注文した。
この緑茶割りはティーバッグが一つ丸々入っており、中身だけを追加することが可能。名前のとおり確かに香ばしくとても美味しいお茶割りだった。ところでこの一緒に映りこんでいる箸置きは、箸袋を折り紙のようにすると富士山が現れるという面白いもの。
こういうちょっとしたことが面白いし気が効いていていいと思う。そのままであれば捨ててしまう箸袋もアイデア次第で生まれ変わり活用される。この写真をみるとお客さんを楽しませるだけではなく、マーケティングのアイデアも盛り込まれていて、店名と住所が書いてあるので、この箸置きを持って帰る人もいるのではないか?ということまで想像されて作られており、新規顧客の獲得や次回の来店を促す効果もあるのだと思う。追加で刺身をオーダー。
刺身は一人前から注文できるのもいい。今回は2人前でオーダー、魚の種類はまぐろ・たこ・かつお・しめ鯖・たいと非常にオーソドックス。値段は書いてないので時価だがそれほど高くないと思う。マスターが宮城県仙台出身だけあって、あまり沖縄では見かけないメニューが多く、激安せんべろ居酒屋より多少高めだが、ワンランク上のアテが食べられる。追加でもつ煮込みオーダー。
もつ煮はとろけるくらい柔らかく、この店の看板メニューだということがわかる。沖縄はリゾート観光地だけあって、日本全国から人が集まってくる。沖縄料理は当然あるとして、人が集まってくるが故に日本各地の美味しいものが、伝え、運ばれ、食べられるという利点もあると思う。最後にメンチカツを追加で。
ラム肉が粗めにミンチされ、外はカラッと中はジューシーな歯ごたえのメンチカツ。添えられたライムをギュっと絞ってかけて食べればラム肉初心者の方でも美味しく食べられると思う。
昼のランチタイムは食事だけくる人も多いそうだが、昼飲みも出来るとのことなのでとても使い勝手の良い店。沖縄旅行に行った際には是非立ち寄ってみて欲しいと思う。
この店のまとめ
- オリオン生ビールが1杯 300円
- 店員さんが優しく男前
- 牛もつ煮込みが看板メニュー
- デート使い出来そうなおしゃれな店内
基本情報
- 店名 : 飯ト寿小やじ
- 住所 : 沖縄県那覇市松尾2丁目11−5 上江洲ビル 1F
- 電話 : 098-963-9090
- 営業時間 : 11:30-23:00(月-金) , 11:30-22:00(日)
- 定休日 : 無休
- 予算 : 2,500円
ギャラリー
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