土日営業でせんべろセットがお得な居酒屋
飲食店を構えるにあたって重要なのは立地だと思う。とても美味しいものが食べられる、もしくは市場価格を遥かに下回る値段設定など大きな特徴があれば集客が見込める。
長年酒場巡りをしていると、分かりやすい特徴がないのに交通の便が良くない場所に人気の酒場があったりする。例えば東京の「酒屋の酒場」や名古屋の「串カツ太閤」なんかもそういう酒場で、飲んだ後にどうやって帰ろうかと心配しながら飲む。
経験則でいうと、そういう場合の殆どが “店主・店員の人柄” が大きく影響していることが多い、繁盛店というのは間違いなく「味・値段・人柄」の３つが揃っている。
店の雰囲気
店は金山駅と尾頭橋駅双方から徒歩で１２,３分はかかる。地元の人で無ければなかなかに行きづらい場所にあるので、雨など振ったら直ぐに断念してしまうと思う。引き戸を開けると先客は７名ほど。カウンターと小上がりの４人席があって３０名くらいは入れると思う。ファーストオーダーはコボセットを。
コボセット
このコボセットはいわゆるせんべろセットで、おまかせ串２本にちょいつまみ、５００円以下のドリンク一杯とよくあるセット内容と一緒だった。ドリンクはホッピーセットも大丈夫だったのでそれを注文。
ホッピーセット（白）
せんべろセットでホッピーセットを飲める酒場は少ない。既に割られた状態の店はいくつか知っているが、これをセットに組み込んでしまうと、人によってはこれ以降の注文が焼酎中だけになってしまい（実際自分もそうだった）、客単価が落ちてしまう。だから普通は生ビールや酎ハイなどにして、２杯目の単価を上げる。
メニュー
おつまみが提供されるまでメニューを眺める。たまには刺身も食べたいなぁ・・・なんて考えたり、何やら聞いたことないおつまみなど色々と揃っていた。そして一品目が到着。
刺身盛合せ
一瞬「えっ！」となった。心の中で思っていた “刺身も食べたいなぁ”が自分の知らないうちに声に出してしまって注文してしまったのかと思った。念のため確認した所、これがコボセットの “ちょいつまみ” なのだという。小さな小鉢に入った煮物とかを想像していたのでビックリ。刺身はヒラマサ・ビントロ・アジ・タイ・白魚で一切れづつではあるものの厚く切られており食べごたえがある。
ハツ焼
最初の一串はハツ。柔らかく上手に焼かれている。刺身と串焼きを食べながら焼酎中をおかわり。これがまた中の量が多くてホッピーが少ししか減らない。
うずらの玉子
うずらの玉子はなんと半熟で焼きあがっていた。どうやって半熟にしたのか分からないが、とても美味しい。過去にうずらの玉子を殻付きのまま串に刺して焼き、提供する店でそれを食べたことがあったが、食べた後に口の中がじゃりじゃりして、砂を食べているようで嫌だった。もしかしてあの時、自分で殻を剥いて食べていたらこうなっていたのかな？とふっと思い出した。もう少し何か食べたいので未知のおつまみをオーダー。
ポルケッタ 580円
注文前にイタリア風チャーシューと店主が教えてくれた。お皿にはローストした豚肉にトマトソースとポテトフライ、イタリアンパセリが添えられている。トマトソースにはバジルやローズマリーが入っていたような気がした。（多分）充分な量があり、ちゃんとした一品料理。こういうものをつまみにワインを飲んでもいいかも知れない。この後、焼酎中をまたおかわりしたが、ホッピーはまだ残っていた。それだけ焼酎が多いということになる。
最近、名古屋市内でブログに追加できる良い店を見つけるのに苦労しているけど、こういう店に巡り合えると、嬉しくなるし、探し続けていて良かったなと思う。なんとも言えない場所にこの店はあるけど、土日開いているというので使えるポイントだと思う。ひとり飲みも出来る店だから、機会があればぜひ行ってみて欲しい。
この店のまとめ
- コボセット(せんべろセット)がお値打ち
- ちょいつまみが意外とデラックス
基本情報
- 店名 : 大衆酒場 コボ
- 住所 : 愛知県名古屋市中川区八熊1-9-20
- 営業時間 : 17:30-24:00 (水-日)
- 定休日 : 月曜日・火曜日
- 予算 : 2,000円以下
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