神宮前「はっかい」町中華と呼ぶにふさわしいお手本の店

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町中華と呼ぶにふさわしいお手本の様な中華料理店

町中華と呼ぶにふさわしいお手本の様な中華料理店

少し前からBS-TBSで玉袋筋太郎さんがナビゲーターを勤める「町中華で飲ろうぜ」という番組が始まった、その中で東京都品川区新馬場にある「あおた」や東京都葛飾区新小岩にある「黒龍」が放映された。放映時は分からなかったのだが、その当時、２店舗とも古く、人気の無い記事だったのに瞬間的に閲覧数が上がったのはこのテレビの影響ということが後から分かった。

そういう番組の影響もあってか最近は町中華屋飲みというのが流行り始めそうな予感がする。考えてみれば自分も昔から中華屋の一品料理をつまみに飲んでいたし、値段もリーズナブル。そして料理（つまみ）の種類の豊富さと、〆のラーメンまで一気に対応出来てしまう。

今回の店はそんな理想の町中華にふさわしいお店。Twitterのフォロワーさんが足繁く通っていて、タイムラインに流れるその写真をいつも眺めていた。

店の雰囲気

扉を開けると先客は１３名ほど。全てがテーブル席となっており、５人掛けが５つと２人掛けが１つ、全部で２７名が入れる計算。
基本相席にはしないようで、自分が伺がった際にも１つだけ空いていた５人掛けに案内された。

メニュー

来る前から注文するものは決めてあるが念の為、メニューを眺める。因みにこのメニューの写真をネットで予め確認してきたが、予想に反してこのメニューはかなり大きくA３サイズはあると思わる。（どうでもいいことだがビックリすると思う）オーダーは冷やし中華の大盛りを注文。

巨大なマヨネーズ

今でこそ全国レベルで「冷やし中華にマヨネーズをかける」が浸透しつつあるけど、少し前までは関東人の自分として理解が出来なかった。その酸味の効いたすっきり・さっぱりしたスープになぜマヨネーズをかけるのかが理解出来なかった。

諸説あるとは思うが、この冷やし中華にマヨネーズは「スガキヤが発祥」とも言われているらしく、スガキヤ圏（三重・愛知・岐阜・滋賀）では、冷やし中華にマヨネーズは過半数以上がかけるという調査結果もある。

冷やし中華大盛り 810円

ちょっと写真では伝わりづらいが、かなりの量がある。皿の直径は推定30センチほど、そこに麺と錦糸卵・もやし・きゅうり・焼豚がどっさりと乗っており、紅しょうがとごまがふりかけてある。インパクトが凄く一人で食べきれるかどうか不安になる。

麺リフ

早速食べ始めると、ツルツル麺といい感じの酸味の効いたスープが美味しい。焼豚はラーメン入れるそれと同じものを使っているようで歯ごたえがしっかりあるタイプ。たくさん入っているのでなかなか減らない。人は美味しいものを食べると自然と笑顔になる。そして自分もこの冷やし中華を食べている最中、ずっとニヤニヤしていた。そのくらい本当に美味しいのだ。

焼豚

かなりの量があったが、最終的には全部食べきることが出来た。もしビールを頼んでいたら食べきれないと思う。周囲の人達は数名のグループが多く、一品料理をいくつか頼みながらビールを飲んでいた。そういう仲間と来て、いろいろつまみながら飲めたら最高に楽しいと思う。

そしてこの店の評判メニューは餡かけチャーハン。これがかなりレベルが高くて美味しいという。先出のメニューをもう一度見直すと、”普通のチャーハン” と ” 餡かけチャーハン”の価格差は10円~20円程度となっているのでどうせなら餡かけの方がいい。そして気になるのは ”鶏のからあげ” 。ご飯類・麺類と比べると高めの設定になっていて、とんかつよりも高いという所に何か秘めたものがあるような気がしてならない。カラアゲニストとしては次回以降、必ず注文したいと思っている。

店は神宮前と伝馬町の中間くらい。駅から少し歩くけどそれほど苦にはならないと思う。閉店は２０時なのでできるだけ早い時間を狙って行った方が良いと思います。