自分が高校生の時に友人に無理やり連れていかれた「弁慶」と「天下一品」。とにかくこってり系が大好きなポッチャリ系の友人。高校卒業数年は疎遠な状態が続いていたが、また最近連絡がくるようになった。自分らのような年代になると、いつもでも時間を作れるという友達は稀だが、幸い二人はいつもヒマだ(笑)
弁慶といえばその当時、ラーメン屋の革命児的存在。醤油のあっさりラーメン・塩や味噌など、その3種類位しかなかった頃に「こってり」というジャンルを下町界隈で流行らせた店の1つである。友人に連れられて初めて訪れた時は数十分並び、実食したが、あまりのこってり具合に度胆を抜かれ、帰りの車では胃がむかついて一言もしゃべれなかった。その時、「じぶんにはこってりしてラーメンは合わないな」と思った。数日後、「美味いラーメンがあるから食べにこう」と誘われたのが「天下一品」だった。ここで書く必要もないだろが、撃沈だった。高校卒業後もその友人は「弁慶」に彼女同伴で足しげく通っていたそうであるが、その彼女は通っているうちに弁慶の店長を好きになってしまって、友人と別れ、後に弁慶の店長と結婚してしまったというから因縁のラーメン店である
そうさ、そうやって俺がこってりが苦手なのに、騙して次から次へと「こってりラーメン」に連れて行くから、そういうことになるんだよ!弁慶は・・・・
お前の泣き所じゃ!!!!!!(笑)
前置きはさておいて、堀切菖蒲園に引っ越してきて早1年以上、徒歩5分圏内に店がありながら、弁慶の暖簾をくぐらなかったのはそれなりの訳があったのです。吞んだ後の〆のラーメンを自粛している昨今、ラーメンを食べる回数がかなり減ってしまっているのだが、ここ2-3日はラーメン欲求がMAXに達してしまった。近くの「きよし」で呑んでる最中も揚げ物・ハイカロリーなものを避けて注文し(=アジ刺しのみ)万全の体制で臨んだ。
時間は未だ21時。カウンターには先客が2名ほどしかいなかった。弁慶を始めとするこってり系のラーメン店というのはなぜか?夜中の方が混んでいる傾向にある。偏見だけど、そういう方達って「朝からカレー・ハンバーグ・牛丼とか食べられる人なんだろうなぁ」と思っている。事実、友人のポッチャリ系は朝から「牛丼大盛り」とか平気で食べる。
支払は食券制になったようで券売機でノーマルラーメンを購入。「730円」とはご多聞に漏れずそこそこの銀貨が小銭入れから搾取されます。
昔なにか揉め事でもあったんですかね?カウンターの目立つ部分に大きくテプラで貼ってあります。多分高価な忘れ物がどこかに無くなってしまったのでしょうね・・。
味変キット。昔からニンニクはあったような想い出があるけど、豆板醤もあったかな?ここら辺は後から使うことにしようと思っていた5分後、
うぉん!!!!!!
あー、来た。これだわ。これ。どことなく二郎系のようなビジュアルでたっぷりの背アブラ。これが高校生の俺を瀕死の状態に追い込んだ。しかし、あれから20年以上経過し、自分だってレベルアップしているので多分大丈夫。
麺は中太ちぢれ麺っていうのか?スープも脂も麺に絡んできます。
まだだいぶ残っているけど、味変コンビを投入。数十年ぶりに食べてみて、「こってり感はこんなもんだったかな?」と肩すかし。高校生の時に受けた印象とはかなり差があり、普通に美味いと思った。ただ食べ終わった後は普通に後悔の念に苛まれる。「吞んだ後の〆のラーメン」これってば、その瞬間は幸せになるが、必ず後悔する、
この店のまとめ
- 背脂チャッチャのこってりラーメン
- 夜中には多少の待ち時間あり
基本情報
- 店名 : 弁慶
- 住所 : 東京都葛飾区小菅2-21-13
- 営業時間 : 11:00~翌4:00
- 定休日 : 月曜日
- 予算 :1,000円以下
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なし
訪問記録(都度書き足していきます)
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