下町ハイボールともつ焼きの美味しさを教えてくれた思い出の居酒屋
まだ自分が20歳そこそこだった時は、たまに友人とチェーンの居酒屋に行き、生ビールを飲む程度だった。”もつ焼き” というものを食べたことがなかったし、こういう外観の赤ちょうちん的な店に行くことは無かった。若い自分にはこういう店はうるさくて、煙い印象があり良いイメージは全く無かった。
そんな店に初めて行くキッカケになったのは、当時付き合っていた彼女。この店に良くお父さんと来ていたそうで勧められたから。その後、ここで食べた “もつ焼き” に魅了されて大好きになった。
店の雰囲気
店はガラス戸となっており、そとから中が見える。夏の暑い日はクーラーなど効かないので開けっ放しになっていることが多い。コの字カウンター2つL字カウンターがあり、カウンターの上にはところどろにザルが置かれキャベツが入っている。このキャベツは自由に取って食べていい。
相当数メディアに露出しているので多くの人が知っている居酒屋。おかみさんは独特な髪型をしており、(京塚昌子と黒柳徹子を足した感じ)ちょっとした超有名人。そして店には何匹かのネコがちょろちょろしている。ファーストオーダーは下町ハイボール。
下町ハイボールに出会ったのはこの店が初めてだった。それまではビールやサワー・酎ハイ専門で、初めて飲んだ時にはガツンとくるアルコール度数にビックリした。アルコールがきついのが苦手という人は “アメリカンで” とお願いすると、少し薄めて作ってくれる。そしてもつ煮込みをオーダー。
この店は煮込みが美味しいことでも有名で、煮込みには豆腐が半丁くらい入っている。早い時間行けば豆腐が有るのだが、遅い時間になると豆腐が無くなってモツのみとなってしまう。その理由は早い時間に来るおじいさん達の多くが “豆腐のみ” を注文するから。健康を気にする人達のわがままにも応えてくれる優しい店だ。続いてもつ焼きをオーダー。
もつ焼きは一皿4本が基本だが、2種類をミックスすることも可能。ただし、かしらとなんこつは大丈夫だけど、レバーとなんこつはダメなどルールがある。多分、火を入れる時間が同じものは大丈夫なのだが、差が大きいものはだめなのだと思う。注文の仕方は「かしら・なんこつ混ぜ塩~」という感じで注文する。分からなければ店員の方に聞けば優しく教えてくれる。
今になって考えてみると、こういう居酒屋で学んだことは多い。注文のタイミングや酒の飲み方など、若かった自分に店員をはじめ、周りの常連さんが色々なことを教えてくれた。下町の昔ながらの居酒屋はギスギスした店のルールなんか貼らなくても、店員さん・常連さん・一見さん上手くやって楽しく飲めるところである。ここは本当に自分にとって思い出の居酒屋だし、自分の飲み歩きの原点だと思っている。立石に行く機会があったら是非行って欲しい。
この店のまとめ
- 女将さんの存在感が抜群
- カウンターのキャベツは自由に食べていい
- 下町ハイボールが飲める
- 2本づつ注文できるもつ焼きもある
- もつ煮込みの豆腐が食べたければ早い時間
基本情報
- 店名 : 江戸っ子
- 住所 : 東京都葛飾区立石7-1-9
- 営業時間 : 16:30-21:00
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 1,500円以下
この店に関係するリンク
ギャラリー
訪問記録(都度書き足していきます)
日付 :
頼んだもの :
感想 :