レシピが受け継がれた下町ハイボールを飲める居酒屋
古くからこの辺りに住んでいた人は知っていると思うが、この八広という駅は以前、荒川という駅だった。自分は元々墨田区育ちでこの近くの荒川土手で毎週日曜日は少年野球の練習にきていた。練習に行くのがいやな時も多かったけど、今となっては良い想い出となっている。駅は新しくなり、駅名も変わったがこの辺りには古くから営業している居酒屋が多く残っている。
店の雰囲気
この店に初めて訪れるので、店の外観などを撮り入店準備が整ったところで入店する。引き戸を開けるとカウンター席と小上がり席で15名も入れば一杯というこじんまりした店。先客は一名のみでカウンターに案内された。この店に来る前に別の居酒屋で飲んでいたのだけど、自分がその店を出るちょっと前に入ってきて、隣に座っていた方が、この亀屋で先に座って飲んでいたのでびっくりした。ファーストオーダーは下町ハイボール。
その方と少し話をさせていただき、別の居酒屋(丸好酒場)は以前、凄く混んでいたのだけど、代が変わってからお客さんは減ってしまったとのとこ。下町ハイボールの味も変わってしまったとその方は言ってた。
下町ハイボールは色濃い目で黄金色。亡くなった旦那さんのレシピを受け継いで今でも作っているそう。そしてなんと言っても厚切りレモンがいい味を出してる。下町ハイボールは美味しくて自分の好みの味だった。
お通しに出てきたのは ”きぬかづき” これは大好物だから本当にうれしい!このお通しがタダだというのだから本当にうれしい限りです。
店を切り盛りするお母さんもとても良い人でこの近辺の古い話をたくさんしてくれた。自分も子供の頃は墨田区で育ったので、
- 王貞治さんの実家がこの辺りにあったこと
- 八広駅は昔、荒川駅という名前だったこと
- 東向島駅は昔、玉ノ井駅という名前だったこと
- 無くなった旦那さんはヤングパイレーツ(墨田区少年野球での名門)の監督だったこと
などなど、懐かしい話をたくさんすることができた。隣り合わせになった常連の方も月に1度くらいはこの店に中野区から通っているそう。そんな長い距離を時間と電車賃をかけてくるのも何となくうなずける。良い店だよね。おつまみに焼き鮭をオーダー。
この後、「はりや」にも行く予定だったのでおつまみの注文はこれのみ。結構大きなサイズで食べごたえがあり美味しかった。次回は色々と注文したいと思う。
この後ボールを1杯追加してお会計。なんか、実家にきたみたいで本当に和む空間。個人的に、この界隈でおススメするなら亀屋がいちばんだと思います。
この店のまとめ
- 下町ハイボールが美味しい
- 厚切りレモンスライス入り
- 店内は狭いけど綺麗
- おかあさんとの会話が和む
基本情報
- 店名 : 亀屋
- 住所 : 東京都墨田区東向島5-42-11
- 営業時間 : 17:30~23:00
- 定休日 : 日曜日・第二第四 月曜日
- 予算 : 1,500円以下
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