名古屋大門「善ちゃん」女将さんとおしゃべりしながらゆるりとした時間が流れる老舗居酒屋

この記事は約5分で読めます。

ゆるりとした時間が流れる老舗居酒屋

お盆休みの最終日。この日は名古屋の角打ちでも周ってみようかと思っていた。昼12時くらいに家を出ようとしたら、急な仕事のメールが飛んできて対応し終わったのはもう夕暮れ。家に近い角打ちだでもいいかなと思い「大島屋酒店」に行ってみたが先客多くとても入れる状態ではなかった。空振りでもいいやという気持ちで少し歩き、名古屋では知らない人はいないと思われる「善ちゃん」へと行ってみた。

店内の雰囲気

「善ちゃん」という老舗の居酒屋があることは東京の方でも有名で、名古屋にきたからには一度は来てみたいと思っていた。入口には薄黄色の暖簾がかかっており、道には打ち水がしてある。初めて見る人にはこの店構えに圧倒されると思う。

夕方6時頃に到着し、先客はゼロ。女将さんが小上がりに座っていた。「一杯だけ飲ませていただけますか?」とお願いし入口の小上がりに座る。注文は瓶ビール

キリンラガービール大瓶

長い年月が過ぎているのだろうという事はこの風景を見れば容易に分かる。ここは60年を越える老舗の居酒屋。名古屋で商売をしている人なら知らない人はいないという名店。

店内カウンター

いつもであればこのカウンターの上に少しばかり大皿におばんざいを並べているそうだけど、「今日も何も並べてなくてごめんね」と言われ。何か簡単に出来るものをお願いした。

ピーマンいため肉入り 500円

写真では分かりにくいかもしれないが、多分ピーマンが4-5個くらいは使われている。そしてこれが実に美味しい。女将さんは「主人が亡くなる前までは全然料理をしていなかったので自信はない」と言っていたけど、こんなに美味しいピーマン炒めが作れるなんてご謙遜だろう。

自分はこの店に来るまで知らなかったのだけど、ご主人の「善ちゃん」は昨年他界されたとの事。その後、6か月間くらい店を閉め、悩みに悩んだあげく、女将さんが店を継いで営業をすることを決めたそうだ。少しここからは女将さんとの会話が続く。

店内の風景

お盆休みは1日だけ休んだらしいが、他は毎日営業していたとのこと。休むと身体の調子やリズムがおかしくなるかららしい。そして子供達がこの時期に戻ってこないので少し寂しいとも言っていた。何か女将さんと話していると自分の母親と話しているようでとても落ち着く。

そのあとも女将さんとたくさんおしゃべりをした。亡くなった旦那さんのこと、お嫁にきた時の話、新婚旅行で行った桜島での出来事、この街の話、子供達やお孫さんのこと、テレビや新聞の取材の話などなど。そして凄く印象に残った女将さんの一言は

人生は計算どおりにはいかないよ。

だった。

確かに人生は計算とおりにはいかない。そして自分の希望どおりに行くように人は努力するのだけど、上手くいかないことが多い。そう、それは「大抵のことは自分の思い通りにならないのだから、上手くできなくても気にしない方がいいよ。」と諭されているようだった。さすが80歳を越えた女将さんの言葉には重みがある。

そして奥の引き出しから昔の記事も見せてくれた。その当時のスターが行きつけにしている店を紹介している本のようだった。そこには推定40歳代(女将さんは50歳代だよと言っていた・・)の女将さんが写っていた。何かタイムスリップをしたような感覚になった。たくさんおしゃべりをしたので追加で酎ハイを。

タカラ缶酎ハイレモン

冷蔵庫まで行き、缶を出してみたが、まだ冷えてなかった様で、「じゃあコップに氷をたくさんいれてあげようね」と準備してくれた。グラスの形といい、透きとおったたくさんの氷とバックの風景のアンバランス感が実にいい。我ながらとても良い写真が撮れた。

店内のメニュー

また少し店内を見回すと改めてこのお店に気付かされる。そして女将さんとのおしゃべりで、より一層それが深まった。この地域はその昔、遊郭だった場所で、大勢の遊客で賑わっていたが、今では数件の風俗店が残るのみで活気は無い。昔、コンビニなどが出来る前までは、多くの店のお姉さんたちが仕事終わりに「善ちゃん」を訪れ、お酒を飲み、食事をして朝の4-5時まで営業する日々だったそうだ。

ほんと、ゆるりとお酒を飲みながら、いつまでも女将さんとおしゃべりできる感じだったが、お会計をして、女将さんにお礼を言って店を後にした。また近いうちに酒を飲むというより、女将さんとおしゃべりにこよう(笑)

女将さんが毎日店を開けるのは人と話すことが嬉しいと言っていたので、この界隈にくることがあったら是非行ってみて欲しい。

この店のまとめ

  • 60年を越える老舗の居酒屋
  • カウンターにおばんざいを並べている
  • 料理のボリュームは多い
  • 基本的に毎日営業
  • 80歳越えの女将さんが一人で切り盛り
  • 女将さんはおしゃべりが大好き

基本情報

  • 店名 : 御食事処 善ちゃん
  • 住所 : 愛知県名古屋市中村区賑町24
  • 営業時間 : 夕方~24時くらいまで
  • 定休日 : 不定休(ほぼ年中無休だそうです)
  • 予算 : 1,500円

この店に関係するリンク

ギャラリー

訪問記録(都度書き足していきます)

日付 : 2018/12/21
頼んだもの : 瓶ビール・熱燗・チューハイ・すき焼き・おでん
感想 : この日は善ちゃんのすき焼き会に誘っていただき、初めてお会いするかた4名と楽しい時間を過ごしました。いつも一人なのですき焼きを食べるのは初めて。この写真の状態から、すき焼きとして仕上がるまで、こぼれないようにとハラハラドキドキが続ききます。とても美味しいすき焼きでした。

この記事を書いている人

下町生まれの下町育ちで毎日のようにどこかの居酒屋で一人飲みしています。たまには誰かと一緒に飲みに行きたいと思っていますが、約束がすごく苦手なので仲良くさせていただけるのであれば、当日突然誘ってください(^^♪

ひとりのSNSアカウントです。よければフォローをお願いします
名古屋市中村区居酒屋愛知県
この記事が良かったらシェアしよう!
ひとりのSNSアカウントです。よければフォローをお願いします
スポンサーリンク
ひとり酒場