まるでフードコート!24時間営業居酒屋のパイオニア
「朝6時でも夜中の2時でも酒が飲める。」そんな居酒屋が鶯谷にはある。今でこそチェーン展開する居酒屋が24時間営業しているが、この店を知った十数年前には驚きを隠せなかった。一日中、年末年始も休まず営業しているこの居酒屋がやっていけているのが不思議だった。
店の雰囲気
店内に入ると右側にはテーブル席、左側にはカウンター席と合計60名位は余裕で入れる広さ。また、駅の改札を出て徒歩10秒くらいの好立地なので、とても使い勝手の良い店だ。朝の早い時間や午前中は立喰いそばを食べて「さっ」と店を後にする人も多いので、静かにゆっくりと飲むことができるし、夜はサラリーマンで多く訪れるので賑やかになる。
ファーストオーダーはホッピーセット
ホッピーの定価が140円くらいだから、計算上すると焼酎は230円とやっぱり安い。ここ下町あたりではホッピーセットが400円~500円くらいなので割安である。
店内にはところ狭しと短冊メニューが掲げられており、どれもが安い。今、食べたいものを注文しても大概のものはある。ラーメン・そば・カレースパゲティー・もつ煮・コロッケ・おしんこ・・・・和洋中なんでもそろっている、まるでフードコートの様だ。そして定食セットなるものがあって、270円を追加すると「ご飯・みそ汁・おしんこ」が添えられる。
そんなたくさんのメニューから目玉焼きをオーダー。
この多くのメニューの中からあえて目玉焼きをチョイス。家族と一緒に住んでいる方なら、毎朝の定番メニューかも知れないが、一人で暮らしている自分にとってはあまりありつけない一品。スーパーで玉子10個も買っても食べきれないのでこういう店で食べられるのはうれしい。
ところで皆さんは目玉焼きには何をかけて食べるだろうか?醤油・ソース・ケチャップ・マヨネーズなど色々と好みはあると思うが、自分が最近ハマっているのは「塩コショウ」だ。焼酎(中)をお替りしつつ
追加のオーダーは納豆。
こんなものをなんで居酒屋で頼むのか?という声が聞こえてきそうだけど、納豆が大好物なので敢えて注文。そしてこれを頼むのにはちゃんとした理由がある。
続いて厚揚げ焼きを注文。
前から思っているのだけどこの厚揚げはこの店の中では贅沢メニューで少し高めの設定だ。他に安いつまみはいくらでもあるが、
納豆と合体させると・・・
というメニューが出来上がる。これが大好きなのでいつも両方を注文してこの店で自作している。
下町在住の人はお分かりだが、鶯谷と言えば都内屈指の歓楽街で女性を誘うと勘違いされるし、敬遠もされてしまうような場所。また鶯谷という土地柄からか、お客さんも様々な人が居て面白い。入ってくるなりガラケーを5台位机において飲んでいる婦人や朝から大酔っ払いの紳士などそうそうたるメンバーに出会うことがある。昼間からぼーっとTVを眺めながら飲む酒は昭和の時代にタイムスリップしたようで、少し後ろめたい気持ちと少し優越感に浸れる。そんな事が出来る居酒屋なので、一度行ってみることをおススメします。
この店のまとめ
- 24時間営業・年中無休
- ツマミは豊富で和洋中なんでもある
- 普段出会わないような面々と遭遇できる
- 自分の発想次第で新しいツマミを作れる
基本情報
- 店名 : 信濃路
- 住所 : 東京都台東区根岸1-7-4 元三島神社 1F
- 営業時間 : 24時間営業
- 定休日 : 無休
- 予算 : 1,500円以下
この店に関係するリンク
ギャラリー
訪問記録(都度書き足していきます)
頼んだもの : げそわた・厚揚げ・ホッピー3
感想 : 上野への買い物にいったのだけど、お目当ての商品のサイズが無くゲットならず。トボトボ歩いて「信濃路」へと。週末は朝飯を食べる習慣がなくて、だいたいコーヒーを飲んでおしまいというケースが多い。この日も初めて口にしたのが「ホッピー」でした。げそわたをチビチビ食べながら店内ウォッチング。相変わらず人生に色々と抱えていらっしゃる方が多いようですね。親子ほど年の離れたカップル。熟年カップルと老人同士など・・・どんな出来事があって、この店・この時間に酒を飲んでいるのか知りたくなっていまいます。
頼んだもの : げそワタ・厚揚げ焼き・メンチ・ホッピー×3
感想 : 様々な人が訪れる信濃路。今日面白かったのはカップルと思われる二人組の彼女の方。飲む時だけマスクを外し、それ以外はマスク装着。居酒屋でマスクをしている人を始めてみました。風邪をひいているのかと思いきやすごく元気に追加注文とかしてたから違うと思う。やっぱり鶯谷は不思議な町。大好きです。