家庭で作るカレーはいつも残ります
子供の頃って、カレーもシチューも良く食卓に上るのだけど、何でシチューはその日の夜に無くなってしまうのに、カレーはダラダラとまぁダラダラと残っているのですかね?
- 夜→カレーライス
- 朝→食パンにカレー
- 昼→カレーうどん
- 夜→カレーコロッケ
なんてことはざらにありました。「人参2本、玉ねぎ2玉、ジャガイモ・・・あー面倒だから全部入れちゃえ!」ってなるのでしょうね。「豚肉一パック、水・・・・とルゥは1箱」ってもう大鍋でカレー大会みたいになっちゃう家庭で育ちました。好きなものでもこれだけ続くと流石に飽きちゃいますね。それでもじゃがいもと肉が大好きだった僕は山菜の煮物を出されるよりも格段に嬉しかったです。今では大好物だけど、あの頃のぜんまいとかフキの煮物は大嫌いだった。一緒に入っていた肉らしきものを箸でつかむとそれがお麩だった時の絶望感はすごかったし、親にばれないように器に戻すところを見つかって良く頭を叩かれた。
ところがシチューってやつは残らない。
一方、シチューが翌日に残っていることは稀で多分、自分の食べる量はカレーと変わらないのだけれど、翌日の朝には影も形もありませんでした。他の家族も好物だったのかも知れない。素材的には殆ど同じ(肉が豚か鳥か)なのに不思議でしょうがなかった。やっぱりシチューが好きな人の方が世の中に多いのでしょうか?
シチュー・カレーどちらもそうだけど、うちの家は肉が殆ど入っていなかった、お替りをよそう時にどうにかサルベージして肉を探すのだけど、水揚げされるのはジャガイモと人参ばかりで見つからない。そしてそんな場面を母親に見つかってまた頭を叩かれたっけ。
残ったカレーにうどんも美味しいですが、カレーそばを作るためのカレー違う
古くからあるこの店のカレー南蛮そばは絶品で昼の開店間際には必ず行列しています。浅草は観光客が多いですが、裏手にあるこの店は露出も低く、結構地元の人が多い店でもあります。そしてお客さんの約8割がこのカレー南蛮そばを注文します。注文を取ってくれるおねえさんも慣れたもので、開店と同時に客が流れ込みほぼ全席埋まるのですが、どこの席に座ろうとも入ってきた順番を覚えており、順番に注文をとり、順番に運ぶという離れ業。流石老舗。味も雰囲気も絶品です。そばは不揃いの太麺で一見、「角萬」のそばを想像させるタイプです。家の残り物で作るカレーそばとは全くちがってとても旨い!
またここでは「むじなそば」もメニューにあります。むじなそばって知っていますかね?むじなとはたぬきときつねの合い掛けということで天かすと油揚げが入っているそばの事を差します。夏の暑い日は気合を入れてカレー南蛮そばを食べるか、冷やしむじなそばを食べるか悩むところでもあります。浅草にある隠れた名店です。
この店のまとめ
- カレーは残るけどシチューは残らない
- そばは不揃いの太麺で「角萬」に似ている
- 8割の人はカレー南蛮そばを注文
- 冷やしむじなそばも旨い!
基本情報
- 店名 : 翁そば
- 住所 : 東京都台東区浅草2-5-3
- 営業時間 : 11:45-15:00 / 16:30-19:30
- 定休日 : 日曜日
- 予算 : 1,000円以下
この店に関係するリンク
無し
訪問記録(都度書き足していきます)
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